「He was great.」アンジェが2得点1アシストの旗手怜央を称賛。セルティック、宿敵レンジャーズを下し首位浮上
レンジャーズとのダービーマッチ。交代する旗手怜央(左)を出迎えるセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督。(Photo by Mark Runnacles/Getty Images)
「まだ『完成品』ではない。もっと強くなりたいし、もっと良くなりたい」
[スコットランド1部 22節] セルティック 3-0 レンジャーズ/2022年2月2日19:45(日本時間3日4:45)/セルティックパーク
スコットランド1部リーグ22節、セルティックFC対レンジャーズFCのオールドファーム、旗手怜央の前半2ゴール・1アシストの活躍で、3-0の勝利を収めた。セルティックはレンジャーズを上回り首位に浮上した。
今冬加入した24歳の旗手が、ハーフボレーとミドル弾でゴールネットを揺らした。さらに左サイドからのクロスで3点目をアシストし、ダービーで「2G・1A」――。これでリーグ4試合・3得点・1アシストだ。
アンジェ・ポステコグルー監督は試合後、「He was great (彼は素晴らしかった)」と旗手を称賛した。『ザ・ナショナル』にその一問一答が掲載されている。
「前半45分間、チーム全体が素晴らしかったです。その中で誰かを選ぶのは難しいです。レオが2点取ったのは良かったですね」
前横浜F・マリノスの指揮官であるアンジェはそのように、チーム全体が組織的に機能したことを評価した。そのうえで、旗手のパフォーマンスに一目置くとともに、まだ「完成」したわけではないと強調した。
「彼がクオリティを持っていることは分かっていました。もっと良くなります。(まだ加入間もなく)必要とされるフィットネスのレベルに達していません。彼がゴールを決めるのは素晴らしいことです」
「『完成品』ではありません。私たちは同じことを言い続けてきました。チーム全体が変わっています。そこにクオリティの高い選手たちがまだ戻ってきていません。もっと強くならなければならないし、強くなりたい。もっと強くなりたいし、もっと良くなりたいです」
そのように結果のみならず、選手とチームのクオリティにこだわって、この道を究めていくのだと熱く語っている。
首位に立ったことを問われた指揮官は次のように答える。
「進歩の証です。(セルティックは)最初の6試合で3敗しました。スコティッシュ・プレミアシップがどのようになるか誰もが分からず、そこからすぐ抜け出せずにいましたが、そこからはほぼ完璧な状態です。長い間、プレッシャーにさらされてきましたが、選手たちはそんなことにこだわっていません。自分たちのサッカーにより集中できます」
これも過程に過ぎない。その中で、旗手、この日途中出場した前田大然、そして古橋亨梧、井手口陽介(いずれも負傷欠場)が絡んでくるのか。とても楽しみだ。
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[文:サカノワ編集グループ]