「『日本人』と聞いて、ステレオタイプになるべきでない」セルティックのポステコグルー監督が4選手獲得の“秘密”を明かす
アンジェ・ポステコグルー監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介…今後は豪州からの獲得も!?
スコットランド1部セルティックFCのアンジェ・ポステコグルー監督がこのほど、オーストラリアメディア『スタン・スポーツ』のインタビューに応じて、自身の補強策の“秘密”について明かしている。
前横浜F・マリノスの指揮官であるアンジェは妻の買い物を例に、「選手を探す時も似ていて、(移籍市場では)ハッキリとしたイメージを持っています。欲しい選手を見つけたら、自分のチームに入れた時のイメージを浮かべ、そのイメージに合う選手がいれば、たいていの場合、上手くいきます」と語る。
それぞれのポジションの特性。それを踏まえ、総合的に判断を下す。
「私が求めているものを、選手はすでに持っているわけです。だから適応は早く、連れてきた選手たちはすぐ活躍してくれました。なぜそんなに早いのかと聞かれると、求めているポジションごとの特性をすでに持っていると分かっていたからです」
そのうえで、ステレオタイプは危険だと警鐘も鳴らしている。
「日本人選手に関しては、個として扱うということです。一般的に考えているようなステレオタイプは、真実ではありません。私が連れてきた4人の選手は全く異なる人間であり、異なるタイプの選手たちです」
そのように一人のアスリートであり、サッカー選手であり、人間であり――。ポステコグルー監督は、自身が見抜いたタレント一人ひとりに絶対的な個性があることを認めている。
またオーストラリアのAリーグもチェックしている。そうした“適性”が合えば、同リーグからの補強もあり得るとも示唆している。
セルティックは現在、宿敵レンジャーズFCと1ポイント差でリーグ1位に立つ。次戦は日本時間2月18日5時から、ヨーロッパ・カンファレンスリーグでノルウェーリーグのボデ/グリムトと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]