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JFAが『Japan’s Way』の指針発表へ。反町技術委員長、コラムで明かす

日本代表。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

全国47都道府県の各協会との連携の重要性を強調。

 日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が2月28日、JFA公式サイトで自身のコラム「サッカーを語ろう」を更新した。今回は全国47都道府県の各サッカー協会との連携の重要性について記し、プリンスリーグ北信越ブロックの2部リーグ発足などに触れている。

 また、2018年のロシア・ワールドカップ後に発表された『Japan’s Way』について、今春、より具体的な指針をまとめると明かしている。反町技術委員長は次のように説明している。

「JFAは今年春ごろ、我々が追い求める理想の姿を『Japan’s Way』という指針にまとめて発表する予定でいる。

 日本人の特性である勤勉さや献身性、リスペクトの精神を盛り込みつつ、あるべき選手像や目指すべき指導者像を明確にしたもの。根本には日本ならではのサッカーを追求し、この国を笑顔であふれるようにしたいという願いがある」

 とはいえ、反町技術委員長は「その『Japan’s Way』にしても、JFAが示すのは、あくまでも大方針のようなもの」と強調している。

 そのうえで、「実際に選手をあずかって日々指導する現場は、地域によって環境も条件も異なる。そういう実情を無視して一律に『これが我々のやり方だ』などと押しつける気は毛頭ない」と、大きな柱(幹)を示す方針だ。

「テレビを見ていると県民性の違いを伝えることで成り立っている番組がある。狭い島国といっても、例えば北海道と沖縄では気象条件を含めてサッカーをする環境は全然違うのだから、JFAが伝えるものを、いい意味で地域ごとにカスタマイズしてくれても何の問題もないと考えている。むしろ、そういう挑戦はJFAに刺激になるし、他の47FAにとっても参考にも励みにもなると思うのである」

 一体どのような「道」が示されるのか。発表を待ちたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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