【浦和】声出し応援がタイで復活!C大阪の山中亮輔「羨ましい。やっぱり声援って力になる」
ブリーラムの地で浦和サポーターの声を出しての応援が復活! 選手をサポートした。(Photo by Pakawich Damrongkiattisak/Getty Images)
コロナ禍を経て約2年2か月ぶり。Jリーグでの「声のサポート」いまだ見えず。
[ACL GS1節] ライオン・シティ 1–4 浦和/2022年4月15日21:00(日本時間23:00)/チャーン・アリーナ
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(GS)1節、浦和レッズがキャスパー・ユンカー、江坂任、ダヴィド・モーベルグ、松尾佑介のゴールで、シンガポール1部ライオン・シティ・セーラーズに4-1の勝利を収めた。浦和は中2日の18日、中国1部山東泰山FCと対戦する。山東はトップチームの選手・スタッフは不在で、ユースなど若手選手のみでエントリーしている。
新型コロナウイルス感染症対策により、Jリーグは2020年のリーグ再開から独自の応援ルールにより、スタジアムでの声を出しての応援を禁止している。
そんななか、このACLのGSではタイとアジアサッカー連盟(AFC)のルールにより、マスク着用が義務付けられるなか、声を出しての応援が認められた。浦和サポーターは2020年2月のJ1リーグ1節・湘南ベルマーレ戦以来、実に2年2か月ぶりに大きな声を出して、選手たちをサポートした。
この声援を受けて戦った岩波拓也はツイッター(@ta_ku0618)で、「やっぱり声を出して一緒に戦えることは最高」と喜んだ。
そして昨季の加入後初めて声援を受けてプレーしたデンマーク人FWキャスパー・ユンカー(@KasperJunker)は「ACL初ゴール 声出し応援凄かった」と日本語と英語で投稿した。
さらに、こうしてタイで復活した声出し応援に、昨季まで浦和に所属したC大阪の山中亮輔(@Ryo6yama)も反応。「羨ましい やっぱり声援って力になるよなー」と、その光景を称賛していた。
日本政府は大規模イベント(プロ野球を含む)について、「通常より大きな声」を出すことの自粛を呼び掛けている。つまり「普通の声」の応援までは、規制していない(<大声の具体例>・観客間の大声 ・長時間の会話 ・スポーツイベントにおいて、反復・継続的に行われる応援歌の合唱 ※得点時の一時的な歓声等は必ずしも当たらない)。ただJリーグは独自の応援ルールで、スタジアムでの「声出し応援」全てを原則として禁止し続けている。
このほど就任した野々村芳和チェアマンは、声出し応援復活を希望しているものの、今後、調査によるエビデンス収集などの必要性を強調している。とはいえ村井満前チェアマン体制下では、そもそも「社会の目」がサッカーの大声の応援を認めるのか?(サッカーだけ大声を出していいのかといった風潮) という点がポイントになるとして議論は先送りに。まずスタジアムの動員制限をなくすことを優先してきた経緯がある。つまりスタジアムでのクラスター発生はこれまでもなく、「感染症対策」とはやや異なる次元で、国内では「声出し応援」復活の先行きが見えなくなっている。
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