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【浦和】ACL大邱に痛恨ドロー。リカルド監督「プレシーズンに近いような状況でもあり…」

浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

国内リーグと変わらず…、「ゴールだけが足りませんでした」。

[ACL GS4節] 浦和 0-0 大邱/2022年4月24日18:00(日本時間20:00)/ブリーラム・シティ・スタジアム

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(4節)、J1リーグ浦和レッズはKリーグ1部の大邱FCとスコアレスで引き分けた。浦和は現時点の順位表では得失点差により1位だが、勝点で並んだ場合には当該チームの成績が優先されるため、事実上、1分1敗に終わった大邱を下回っている。ただし大邱はライオン・シティ・セーラーズに敗れているため、浦和には1位突破(あるいは3位転落)の可能性もまだある。

 リカルド・ロドリゲス監督は試合後の記者会見で、次のように試合を振り返った。

「前半は数多くのチャンスがありましたが、相手の固いディフェンスを前にゴールできませんでした。後半は大邱との第1戦に似て、スペースがなく最後のゴールのみが足りない状況でした。全体的に我々がしっかりゲームを組み立て良い状況を作っていたものの、ゴールを決められませんでした。勝利に等しい試合をしたと思います」 ​

 試合を支配していたようだが、またも勝ち切れなかった。今季を象徴するような展開でもあた。

「少しの運が必要だったのではないでしょうか。選手たちは闘争心を見せ、1-0、2-0、3-0で勝ってもおかしくない試合でしたが、ゴールだけが足りませんでした。選手たちは頑張ってくれました」

 2位チームのうち、5チーム中3チームが決勝トーナメントに進出できる。ただ進出方法が複雑なため(4位チームとの対戦成績を計算しないなど)、浦和は「2位争い」では優位にあるものの、このあと基本的にはまず2連勝が求められる。​

「チームとして細かい修正をして次の試合に臨みたいです。残り2試合での勝利に集中し、グループステージ突破を目指します。自陣に引いた相手との戦いが予想されますが、チームとしていい部分を出し続けていくだけです。グループステージの1試合目、2試合目で我々はしっかり勝利を積み重ねました。このあとは相手にサプライズを起こさせないようにプレーしなければいけません」

 そして、このタイ・ブリーラムでの集中開催の6連戦ついて、リカルド監督は次のようにも言っている。​

「場所も異なり、プレシーズンに近いような状況でもあります。大邱との1試合目は開始20分後にようやくチャンスを作れましたが、この試合では序盤から決定的なシーンを作れました。チームは確実に良い方向に向かっていますが、このグループステージは我々に対応して5バックで後ろを固めてくるチームが多いです。

 5バックを崩すのは簡単ではありません。ただ、Jリーグでも5バックを崩さなければいけないシチュエーションは間違いなく出てきます。そのためにもチームのスタイルを向上させ、監督として、トレーニングをしっかりと積み重ね、選手たちの連係を高めていきたいです」

 Kリーグでも現在低迷する大邱に一度も勝てなかった。その結果をどのように受け止めるのか。何より“際”の戦いで劣勢を強いられ続けた。リカルド監督はそのあたりをどのように解釈して戦略を立てていくのか。GSのラスト2試合、なかなか上手くいかずにいるなかで指揮官の新たな発想も求められるかもしれない。

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