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吉田麻也と主将が試合直後に口論「全てクリアになった」。サンプドリア、エラス・ヴェローナとドロー

吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

2試合ぶり出場。投入直後に失点を喫し、4試合勝利なし。

[セリエA 34節] エラス・ヴェローナ 1-1 サンプドリア/2022年4月23日20:45(日本時間24日3:45)/マルカントニオ・ベンテゴディ・スタジオ

 イタリア・セリエA、UCサンプドリアはエラス・ヴェローナ戦、先制しながらも78分に追い付かれて1-1で引き分けた。サンプドリアはリーグ戦3連敗でストップしたものの4試合勝利なし。日本代表DF吉田麻也は74分から途中出場し、2試合ぶりにピッチに立った。

『サンプ・ニュース24』によると、この試合直後、キャプテンのファビオ・クアリアレッラが「『軽い』守備をした」として吉田と口論になったという。そしてこの件について、クアリアレッラが24日、自身のSNSのインスタグラム(fabioquagliarella27_official)で吉田と握手する写真とともに、問題は全て解決したとファンにメッセージを発した。

 クアリアレッラは次のようにメッセージを添えている。

「全て吉田麻也とはクリアになりました。試合直後の緊張感、その瞬間は特別です。ゴール(目標)が最も大切な時です。同じ目的のために、みんなで力を合わせていきます」

 そのように試合直後の緊張は特別であり、その後、話し合いにより問題は「クリアになった」と言っている。

 サンプドリアの78分の失点シーンは、ラインを上げたもののオフサイドトラップがかからず。しかも中央にいた相手選手二人がラインをスピードで打開、その後、人数をかけて畳みかけられている。

 試合終了の瞬間、クアリアレッラが鬼の形相で最終ラインに声を飛ばすシーンも映し出されていた。

 サンプドリアは8勝6分20敗の勝点30で16位。残り4試合、セリエA残留はほぼ大丈夫だろう、という状況にはある。ただ、そうした微妙なチーム状況がこうした“緊張感のなさ”にもつながっていかもしれない。33歳の吉田がこの“口論”を発端に、今一度チームを引き締めることができるか。

 吉田は今季リーグ25試合・2得点・3アシスト。

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