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オシム氏、レアル・マドリードのオファーを二度断る。日本代表のマネジメントにも言及「リスクも即興性もなかった。規律は厳しく指導者が仕事するのは簡単と言えたが、あまりいいことではなかった」

日本代表監督時代のイビチャ・オシム氏。 (Photo by Koji Watanabe/Getty Images)

イギリスメディア『ガーディアン』が追悼記事。

 サッカー日本代表とJリーグのジェフユナイテッド市原・千葉を率いたイビチャ・オシム氏の訃報を受けて、イギリスメディア『ガーディアン』が5月2日に追悼記事を掲載した。そのなかでオシム氏がスぺイン1部レアル・マドリードからの監督就任オファーを二度断っていたということが紹介されている。さらに日本代表であり日本人選手・スタッフとの仕事についても言及している。

 オシム氏は日本代表のマネジメントについて、次のように語っていたという。

 「彼らは伝統がないことを気にしていましたが、それはお金では買えません。そして全てにおいて細心の注意を払っています。日本にはリスクも、即興性もなかった。一方、日本では規律が厳しいので、コーチ(指導者)にとって、仕事をするのはとても簡単と言えます。でもそれはあまりいいことではないかもしれません。 どうしても(選手らの)アイデアや選択権を奪ってしまうからです」

 リスクを最小限に抑える規律や戦術、攻撃のオートマチック化――。現代サッカーへの警鐘とも言える、いい意味でも、悪い意味でも、ハッとさせられる言葉が続く。

「危機は招きたくないものですが、ソリューション(複合的な答え)を導き出すためには問題提起が必要になります。日本では自分の頭で考えさせることが一番大切でした、誰か他人の頭ではなく」

 オシム氏らしい、サッカー意外の生き様や人生にもつながる機知に富んだ言葉。この記事内でも、そんなオシム氏の言葉をまとめた本が日本で40万冊売れたことなども紹介されている。

 そして記事は最後、次のように締めくくっている。

「晩年病に倒れたオシムはサッカーについて語ったり、サッカー場に足を運んでプレーを見たりして時を過ごしていた。サッカーは彼の人生だった。サッカーがもたらす喜び、全く異なる人々の間に築かれる人間関係のため、彼はサッカーを愛していた。彼は何よりもまず、サッカーを愛する人だった」

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