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鎌田大地が先発フル出場、フランクフルトEL決勝進出!ウェストハム痛恨、19分にVAR介入で退場劇

EL準決勝ウェストハムとの第2戦、先発したフランクフルトの鎌田大地。(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)

数的優位のうえ、2試合トータル3-1で。決勝の対戦相手はレンジャーズ。

[EL 準決勝 2nd] フランクフルト 1-0 ウェストハム/2022年5月5日21:00(日本時間6日4:00)/ドイチェ・バンク・パルク

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝セカンドレグ、ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトがイングランド・プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドに1-0の勝利を収め、2試合トータル3-1で決勝進出を決めた。フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は先発フル出場、長谷部誠はベンチ入り。決勝の対戦相手は、スコットランド1部レンジャーズFCに決まった。

 フランクフルトが鎌田の決勝点で第1戦を2-1で制して迎えたこの一戦、まさかの展開が待っていた。

 開始早々、ホームの声援を受けてフランクフルトが攻める。しかし8分、守備の要でありこの試合で負傷から復帰したマルティン・ヒンターエッガーが、アクシデントに見舞われ交代を余儀なくされる。

 しかし15分過ぎ、イェンス・ペッター・ハウゲが背後へ抜け出したところ、アーロン・クレスウェルに背後から手をかけられる形で止められる。すると主審はファウルを宣告し、クレスウェルにイエローカードを提示する。

 そこでVARが介入。状況的にファウルを取るのであればDOGSO(決定機阻止)であると判断され、19分、主審は警告を取り消してレッドカードを提示したのだ。

 これでフランクフルトは敵陣で試合を進めることに。すると26分、アンスガー・クナウフのマイナスのクロスに、ボレが冷静に合わせて先制! 数的優位のうえ、ホームチームが2試合トータル3-1とリードを広げた。

 鎌田は3-4-2-1のシャドーで先発。リードしたこともありセーフティに、相手のスペースを突いて顔を出して、そこでパスを引き出しながら、機を見て前線にも飛び出すなど機転を利かせた。69分には、セカンドボールを拾い左足で決定的なシュートを放ったが、枠を捉え切れなかった。

 また試合終盤には、デビッド・モイーズ監督が一発レッドカードで退席処分を命じられた。

 それでも終盤はウェストハムの捨て身の攻撃に苦しんだが、フランクフルトが1-0で勝利。日本時間5月19日4時からスペインのセビージャFCのホームであるラモン・サンチェス・ピスフアンで行われるファイナルに駒を進めた。

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