【鹿島】天皇杯2回戦、エヴェラウドが復帰へ。ヴァイラー監督「ベンチ入りする可能性ある」
鹿島のエヴェラウド。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
新潟福祉医療大戦に向けて抱負、「モチベーション高く、難しい相手に」。
[天皇杯 2回戦] 鹿島 – 新潟福祉医療大/2022年6月1日19:00/カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が5月31日、翌日の天皇杯2回戦・新潟福祉医療大学との試合に向けて記者会見を行った。指揮官にとって初の天皇杯での一戦となり、相手は意欲と闘志を燃やして挑んでくる大学生である。そのあたりは十分に注意していた。
「(初めて大学との対戦になるが?)個人的にはどれぐらいのレベルであるのかがまだ分からず、その難しさはあります。彼らは自分たちのプレーを見せつけたいとここまで辿り着き、モチベーションも高いはずです。そこに関しては難しさを感じると思います。あくまでも第一のターゲットは自分たちのプレーを体現すること。そこを一番の目標にしています」
リーグ戦のFC東京戦から中2日、日本代表に選出された上田綺世が不在となる。メンバーを入れ替えて臨むことになるが、ヴァイラー監督はいずれにせよ変わらず「アクティブなプレー」を求めていくと強調していた。
そして負傷から復帰したエヴェラウドがベンチ入りする可能性があるということだ。
「(エヴェラウド、 仲間隼斗について)彼らが復帰に近づいていることは、彼らにとってはもちろん、自分にとってもチームにとっても選択肢が増えていいことです。エヴェラウドはベンチ入りする可能性があります。全体的にはチームにとっていいサインだと思っています」
また先日のFC東京戦に敗れ、鹿島は順位を2位に下げた。このリーグ戦の前半戦を経て、ヴァイラー監督は「順位表を見ていただければ分かりますが、どのチームも団子状態で勝点が近く、どのチームも勝つ可能性があります。これからもそういう試合が多くなっていくと思います。(FC東京戦は気温など含め)先制したほうが優位な状況で、それが相手だったというところが大きな要因だったと感じています」と振り返った。
Jリーグ再開に向けた仕切り直しへ、公式戦4試合ぶりとなる勝利を掴むしかない。チームの総力が問われる最初の関門となる。
【注目記事】
・【鹿島】3年連続二桁得点の上田綺世「今日の負けが全て。『通算』では考えない」。ブラジル代表戦など日本代表の6月シリーズへ