【移籍情報】板倉滉を狙う4クラブ…本命は!?フラム、セルティック、フライブルク…。シャルケ退団、保有元マンチェスター・Cは放出の意向
板倉滉。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
シャルケは約9億5000万円とされる買い取りオプションを行使“できず”。
ドイツ・ブンデスリーガ1部への復帰が決まったシャルケ04は6月1日、日本代表DF板倉滉の買い取りオプションを行使しないことを決めたと発表した。理由は600万ポンド(約9億5000万円)(一部では550万ユーロとも)と言われる買い取りの権利について、「経済的な理由で行使不可能だったため」とクラブ強化責任者は明かしている。
板倉の保有権は同日付で、イングランド・プレミアリーグ王者のマンチェスター・シティに一旦戻る。ただしマン・Cで彼がプレーできる枠はないため、基本的には新シーズン放出対象という。
これまで板倉獲得の噂が出ているのが、ドイツ・ブンデスリーガ1部SCフライブルク、スコットランド・プレミアリーグのセルティックFC、そしてイングランド・プレミアリーグの昇格組であるフラムFC、AFCボーンマスの4チームだ。他にドイツ1部の複数クラブも板倉に興味を持っているという。
ただし、イングランド・プレミアリーグ勢への移籍は、現時点では英国の労働ビザの所得条件から難しいと見られる。それでも日本代表の6月シリーズにコンスタントに出られれば、条件を満たす可能性も出てくる。
また、セルティックは1年前にも移籍先の候補として噂されたチームである。センターラインを担える守備力とビルドアップ力を備えた選手が補強ポイントで、しかも来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を得ている。
ただ実績を残せた面で言えば、やはりドイツが魅力的に映るか。板倉本人もシャルケで叶わなかったブンデスリーガ1部の舞台に立ち、どれだけ通用するのかは知りたいに違いない。フライブルクはヨーロッパリーグ(EL)の出場権を手にしているだけに、力試しにも向いている。
とはいえフライブルクも決して経済的に恵まれているクラブとは言えず、堅実に行くならば見送る可能性も。そうなると栄華を誇るプレミアリーグ勢でなければ板倉獲得のフィーは支払えないか!? と堂々巡りになりそうではあるが……。
急激に価値を高めた25歳は、欧州のマーケットで注目を集めるタレントの一人となっている。
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