FW木下康介がスポンサー看板を蹴って破壊?水戸社長「厳正な処分を検討」
水戸の木下康介。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
大宮戦の後半途中、約70メートルの激走ドリブルで勢いがつき悪質には見えないが…。
[J2 20節] 大宮 0-2 水戸/2022年6月5日14:03/NACK5 スタジアム大宮
J2リーグ20節、水戸ホーリーホックが新里涼と楠本卓海のゴールで、大宮アルディージャに2-0の勝利を収めた。公式戦3連敗中だった水戸は4試合ぶりの勝利を無失点で収めた。一方、大宮は相馬直樹新監督のもと、ホーム初勝利ならず。
この試合、水戸のFW木下康介がスポンサー看板を蹴る行為があったという。水戸の社長がこれを受けて、クラブ公式サイトで謝罪。「木下選手および私を含む管理責任者に対しまして厳正な処分を検討」しているという。
謝罪文は次の通り。
「この度、2022年6月5日(日)NACK5スタジアム大宮にて行われました、2022明治安田生命J2リーグ第20節大宮アルディージャ戦において、後半16分、木下康介選手がスポンサー看板を蹴るという事象が発生致しました。
ご支援いただいておりますスポンサー様の看板を蹴るというあってはならない行為、さらに看板の器物破損もしております。
スポンサー様、大宮アルディージャ様、そして日頃より支えていただいているファン・サポーター、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。
木下選手および私を含む管理責任者に対しまして厳正な処分を検討してまいります。
また今後、同様な行為が繰り返されぬよう、同選手はもちろんのこと全所属選手およびスタッフに対して、あらためてフェアプレーの指導および教育の徹底をしてまいります。
株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック 代表取締役 小島 耕」
そのシーン。木下は自陣でボールをインターセプトしカウンターを発動。右サイドを約70メートル駆け上がって持ち上がる激走を見せ、ゴールラインぎりぎりでマイナスのクロスを放った。しかし大宮の選手にブロックされ、得点にはならなかった。
木下は勢いがついていたため、看板を蹴ったというよりも、そこで体を止めたように見える。190センチという体格もあって一際目立つものの、決して悪意や苛立ちをぶつけたようには見えない。
水戸は7勝4分9敗の勝点25で14位に浮上。一方、大宮は4勝6分10敗の勝点18で20位のままだ。
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