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レアル・マドリードが久保建英の「売却」も選択肢。マンCのブラジル代表ガブリエウ・ジェズス、非EU圏枠でターゲットに

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ヴィニシウスのスペイン国籍取得が間に合わず。

 スペイン1部レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍していた日本代表MF久保建英だが、レアルへの来季復帰が難しくなっている。懸案だった非EU圏の外国籍選手枠が空かず、リーグ戦に臨むためのそもそもの「枠」ができずにいる。

 間もなく申請が認可されると言われてきたブラジル代表FWヴィニシウスのスペイン国籍取得(二重国籍)だが、結局、コロナ禍の影響のためまだ滞っているという。加えて『アス』は、去就が不透明なアセンシオが退団することも、久保復帰の条件の一つだと見ている。もしもアセンシオが去らなければ、タケが食い込む余地はないということだ。

 久保は来季レアル・マドリードとの5年契約の4年目。加入時はトップチームへの将来的な復帰が“約束されている”と言われてきた。しかし当時久保を高く評価していたジネディーヌ・ジダン監督は退団し、コロナ禍も経て、クラブ状況も大きく変わった。

 久保は昨季マジョルカで1得点しか奪えず、最後はサブに甘んじた。もちろん両チームのスタイルは大きく異なるだけに、2019年のプレシーズンのように久保の長所は“白い巨人”の中でこそ生きる――とも思える。ただ刷新された現場スタッフやフロントなどには、そこまでいい印象を残せずいいる現実もある。

 また『ミラー』によると、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティのブラジル人FWガブリエウ・ジェズスがレアル・マドリードでのプレーを希望していると報じている。ただし、同じく非EU圏枠が空いていないため、そもそも移籍交渉が行えずにいるという。そこで、プレミアリーグのアーセナルFCも獲得に乗り出しているということだ。

 2022-23シーズン、久保は4シーズン連続のレンタル移籍が妥当と見られる。とはいえスペインに再び渡って3年、ローンで戦う難しさを身をもって体験してきた。レアル・マドリードが納得する条件が提示されれば、完全移籍での売却もあり得るということだが、果たして――。

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