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名門アタランタが南野拓実の獲得に動く。ガスペリーニ監督のスタイルに適任か

南野拓実。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「攻撃の選択肢を増やしたい」と候補に浮上。

 イタリア・セリエAのアタランタBCが、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属する日本代表MF南野拓実の獲得を検討している。『スカイ』が6月18日に報じた。

 セリエAの強豪の一角に加わり、2020-21シーズンまで3年連続リーグ3位に。ただセリエA制覇も目標として捉えていた2021-22シーズン、主力の移籍や離脱、相手チームによる対策の徹底もあり、リーグ8位に終わった。それだけに新シーズンは復活を遂げ、再びヨーロッパカップ戦の出場権を掴むことがノルマになる。

 そうしたなか、今回クラブが「攻撃の選択肢を増やしたい」と考え、「保有権の獲得に向けて動いている」と2人のアタッカー獲得を検討しているという。一人がハイドゥク・スプリトの20歳のウインガーであるスティペ・ビウク、そしてもう一人がリバプールの南野だ。

 南野について、移籍金は2000万ユーロ(約28億円)以下と見られ、「アタランタの条件は満たしている」という。ただし、フランス1部ASモナコ、オリンピック・リヨンなどが獲得レースでリードしていると言われ、「その競争に勝つのはより厳しい」と見ている。

 アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、3-4-2-1(3-4-3)をメインシステムに、様々な選手のストロングポイントを引き出して得点力に還元してきた名将である。

 南野はリバプールでも、日本代表でも、なかなか彼自身が生きる“最適解”を見出せず苦しんできた。

 それだけにアタランタでのシャドー起用……ピッチの中央でより特長を生かせる南野との相性も良さそうである。ガスペリーニ体制下でのMINAMINO――。確かに期待も膨らむが、“逆転”での補強実現なるか!?

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