【天皇杯】浦和が大槻監督の群馬に敗れ、連覇なくなる。「声出し禁止」のアナウンスがスタンドに繰り返される
大槻毅監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
髙木彰人のゴールで1-0。
[天皇杯 3回戦] 浦和 0-1 群馬/2022年6月22日19:00/正田醤油スタジアム群馬
天皇杯3回戦、J1リーグの浦和レッズの元指揮官である大槻毅監督率いるJ2リーグのザスパクサツ群馬に0-1で敗れてトーナメントから姿を消し、連覇への道も潰えた。
粘り強く対応する群馬が、35分、髙木彰人の反転からのシュートでゴールネットを揺らす。直前のプレーで、倒れた群馬の選手の手にボールが触れてこぼれたように見えて、アレクサンダー・ショルツはハンドのファウルではないかと主張。しかしこの日、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は採用されておらず、そのままゴールが認められた。
その後も浦和がボール保持率では上回る。しかし試合終了間際には明本考浩の決定機になりかけたボレーも相手にブロックされてしまう。最後は西川周作も攻撃参加して相手を脅かしたが……これも結実せず。
流れから先に決められない、相手に先制されてしまう……浦和が“勝てないパターン”にハマり、またもインターナショナルマッチウィークの中断前のような、ボールを持っても怖さが物足りずノーゴール。そのまま群馬が1-0で勝利を手にした。
群馬の大槻監督は試合終了の笛が鳴るとメインスタンドに両腕を掲げて、してやったり……あるいは信じられないというような表情を浮かべて勝利を喜んだ。また会場では、声出し行為は禁止されているというアナウンスが繰り返されていた。
他にもリーグ連覇中の川崎フロンターレが東京ヴェルディに、横浜F・マリノスが栃木SCに、さらにFC東京がV・ファーレン長崎、北海道コンサドーレ札幌がヴァンフォーレ甲府にそれぞれ敗れた。
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