FW永井龍が広島から岡山に期限付き移籍「チームのために走り、チームのためにゴールを決めます」
永井龍。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「ケガでサッカーをやめようと思った時もありましたが、 今サッカーを続けていられるのは広島のみんなのおかげです」
J1リーグのサンフレッチェ広島に所属してきたFW永井龍(NAGAI Ryo)が7月4日、 J2リーグのファジアーノ岡山に期限付き移籍することが決定したと発表した。期間は7月7日から来年1月31日まで。
永井は1991年5月23日生まれ、兵庫県出身、31歳。180センチ・72キロ。B型。
これまでのキャリアは、セレッソ大阪U-18 ― C大阪 ― パースグローリーFC(オーストラリア1部/期限付き移籍) ― C大阪 ― 大分トリニータ(期限付き移籍) ― C大阪 ― V・ファーレン長崎 ― 名古屋グランパス ― 松本山雅FC ― 広島 ― 岡山。U-16・17・18・19・22日本代表に選出されてきた。
今季はJ1リーグ8試合・0得点、ルヴァンカップ5試合・2得点、天皇杯1試合・0得点。通算成績は、J1リーグ99試合・7得点、J2リーグ98試合・28得点、Aリーグ26試合・4得点。移籍期間中、契約により広島と対戦する全ての公式戦に出場できない。
永井は次のように広島のサポーターに感謝を伝えている。
「ファジアーノ岡山に移籍することになりました。
サンフレッチェ広島に来て2年半、何一つチームに貢献できなかったことに、すごく悔しい気持ちでいっぱいです。
ですが、PKを外してもカバーしてくれたり、ケガをした時に相談にのってくれたり、 ピッチの外ではバカを言い合える仲間。 もう治らないと思ったケガを治してくれたトレーナー。FWとして成長させてくれた監督、コーチ、スタッフ。 心の支えになってくれたマネージャー。自分のゲーフラや自分の番号のタオルを持って応援してくれたファンの方。
ピッチで声援を聞くことはできませんでしたが、最後まで応援してくれた心強いサポーター。ここに来なければ出会えなかった沢山のファミリーに出会えました。それだけでここに来てよかったと思っています。
ケガでサッカーをやめようと思った時もありましたが、 今サッカーを続けていられるのは広島のみんなのおかげです。
岡山で活躍し昇格する事がみなさんへの恩返しになると思っています。 頑張ってきます。
2年半ありがとうございました」
一方、岡山のサポーターには次のように決意を示している。
「初めまして。サンフレッチェ広島から来ました永井龍です。『龍』と書いて『りょう』と読みます。チームのために走り、チームのためにゴールを決めます。皆さんと一緒にJ1に昇格することしか考えていません。目標達成のためにともに頑張りましょう」
【注目記事】
・J1リーグ、ホームグロウン選手数ランキング。広島、柏が最多1位、浦和17位、最下位は…