名古屋が異例の“逆輸入”を検討。ユース出身のヒデ・ヴィタルッシをイタリアから獲得か
名古屋グランパスのエンブレム。(C)SAKANOWA
現地メディア「未来は日出ずる国かもしれない」
J1リーグの名古屋グランパスが、異例の“逆輸入”補強か――。
イタリアメディア『Linchiesta』は7月14日、名古屋がイタリア・セリエBのフロジノーネ・カルチョに所属し、同チームのプリマベーラでプレーしてきた元名古屋U-18出身である21歳のFWヒデ・ヴィタルッシ(Hide Vitalucci)(日本での登録名は 手嶋秀)の獲得を目指していると報じた。
名古屋U-18でプレーしたあとイタリアに渡り、2019年から2021年にかけて、フロジノーネのプリマベーラで、プリマベーラ2bリーグ37試合・19得点・2アシストと結果を残した。そして2021-22シーズンはUSペルゴレッテーゼ1932にレンタル移籍し、セリエCにコンスタントに出場し、25試合・3得点と活躍した。
そんなヒデに、名古屋から獲得の打診が届いているというのだ。今回の記事では、「意外といえる日本復帰の可能性――。ヒデ・ケンゲイ・ヴィタルッチの未来は、日出ずる国かもしれない」として、右ウインガーが生まれ育った名古屋に移籍する可能性が出ていると伝えている。
一方、昨季レンタル先だったペルゴレッテーゼは、これまで獲得レースの「ポールポジション」に立っていたとして、イタリアでのプレー続行も選択肢に入っていると見られるという。ただ、今回の名古屋の“参入”で、ペルゴレッテーゼは計画の変更を余儀なくされるかもしれない、というのだ。
ヒデは右ウイングを主戦場に、トップ下など2列目にも対応。どのような選択をしたとしても、これからのパフォーマンスが注目される一人となりそうだ。
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