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【J2 人件費ランキング】3位大宮、2位長崎、1位は約16億円…J1昇格の目安は「10億円」か

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サカノワスタッフ

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

4位京都、5位千葉、6位松本――。

 Jリーグがこのほど発表した全57クラブ経営情報(3月決算の柏レイソル、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田を追加)をもとに、2021シーズンのJ2リーグ人件費ランキング“完全版”をまとめた。

 コロナ禍での2年間はJ1参入プレーオフは実施されず。また昨季は昇格2チーム、降格4チームという過去にないレギュレーションが組まれた。結果的に、スポンサー(親企業)からの大規模なバックアップを受けられた、前年比増額1、2位のジュビロ磐田と京都サンガF.C.がJ1昇格を果たしている。

 人件費の1位は今回発表のジュビロ磐田で15億8300万円。前年比1億7800万円の増額分はリーグ2位だった。

 続いてV・ファーレン長崎で13億8400万円、3位が大宮アルディージャで13億5400万円。

 4位の京都サンガF.C.が11億3000万円。そして前年比の増額2億100万円は1位だった。

 5位ジェフユナイテッド市原・千葉、6位松本山雅FC、7位アルビレックス新潟は、いずれも前年比1・2・3億円以上のマイナス。早い段階で昇格が難しくなったことなども関係しているとはいえ、結果的に投資の面でここで勝負し切れなかった。

 その後のシーズンを見据えると、人件費「10億円」がJ1を戦うベースを築くうえでも一つの目安になってくると言える。

 ただ今季はJ1参入プレーオフが復活する。そこで下克上は起こるのか!? 令和のコロナ禍――一体どんなドラマが待っているのか(あるいはそんな出来事は起きないのか……)。

 2021シーズンのJ2リーグ人件費ランキングは次の通り。

◎2021年J2人件費ランキング(単位:百万円)
順位 チーム 2019 2020 2021 前年比
(+=プラス ▲=マイナス)

1 磐田 1,995 1,405 1,583 +178
2 長崎
1,029 1,382 1,384 + 2
3 大宮 1,547 1,300 1,354 +54
4 京都 895 929 1,130 +201
5 千葉 1,153 1,444 1,053 ▲391
6 松本 1,430 1,090 823 ▲267
7 新潟 722 821 691 ▲130
8 東京V 713 660 678 +18
9 町田 402 497 655 +158
10 岡山 634 635 612 ▲23
11 山形 549 605 588 ▲17
12 甲府 707 609 483 ▲126
13 山口 527 505 483 ▲22
14 北九州 250 330 449 +119
15 愛媛 406 410 403 ▲7
16 琉球 252 315 369 +54
17 水戸 321 335 351 +16
18 金沢 311 312 347 +35
19 栃木 365 314 323 + 9
20 群馬 184 242 298 +56
21 秋田 161 184 265 +81
22 相模原 121 151 265 +114
合計
14,675 14,475 14,587 +112
平均
667 658 663

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