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「3年前からいるみたい」ソシエダ監督が称賛。日本代表MF久保建英、デビュー開幕決勝弾!

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

2トップでの起用に「インサイドでも、トップでも、どこでも順応できます」。

[スペイン1部 1節] カディス 0-1 R・ソシエダ/2022年8月14日17:30(15日0:30)/エスタディオ・ヌエボ・ミランディージャ

 スペイン1部リーグ1節、レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がアウェーでのカディスCF戦、右足ボレーで開幕&決勝弾を決めた。21歳のレフティが新天地で素晴らしいスタートを切った。

 レアル・マドリードからレアル・ソシエダに今季完全移籍した久保に、この日与えられたポジションは4-1-3-2(中盤ダイヤモンド型の4-4-2)の2トップ。狙い通りギャップを突いて相手を翻弄するなか、24分、ミケル・メリーノの右サイドからのアーリークロスに抜けて左足でトラップ。GKの位置を見て右足ボレーを流し込んでみせた。

 久保は78分までプレーして交代。その一撃が決勝点となってチームに勝点3をもたらし、ラ・リーガの『マン・オブ・ザ・マッチ』にも選ばれた。

 レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は試合後の記者会見で、久保について「まるで3年前から一緒にいたようですね」と称賛した。

「久保は素晴らしい選手で、才能とクオリティを兼ね備えています。まるで3年前から一緒にいたかのようですね。デビュー、ゴール、働きぶり。それらを示してくれました」

「彼はインサイドでも、トップでも好みます。どこでも順応できますし、素晴らしい選手。ラ・レアルでもっと多くのことを見せてくれるでしょう」

 一方、試合全体については、「妥当な結果」と勝利を喜びつつも、内容には決して満足していなかった。

「敵陣で優位に立った際、もっと危険な状況を作り出し、チャンスでは確実にもっと得点しておきたかったです。前半はその精度を欠き、ゴールへのハングリーさが少し足りなかったかもしれません。結果はフェアなものですが、嬉しさ半分ですね」

 次節のホーム開幕戦は、日本時間22日5時からFCバルセロナに挑む。指揮官は今回やや前掛かりな布陣を選択したが、それを継続するのか? 久保にはアカデミー時代を過ごした“古巣”からの開幕2試合連続ゴールが期待される。

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