移籍期限9/1、中島翔哉がポルティモネンセ移籍へ再交渉。現在ポルトB扱い、アル・ドゥハイルへの「16億円」回収不能か
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ポルトは完全移籍を優先したい意向だが――。
日本代表で活躍してきたMF中島翔哉(NAKAJIMA Shoya)が8月27日現在FCポルトと契約しているもののトップチーム登録されず(ポルトBの扱い)、昨シーズンに続きSCポルティモネンセに移籍する話が浮上している。
ポルトでは6シーズン目になるセルジオ・コンセイソン監督から戦力外の扱いを受け続ける。日本屈指のテクニシャンは居場所を失っている状況だ。
ポルトガルメディア『オ・ジョゴ』はこのほど中島について、この移籍マーケットの最終段階(ポルトガルは9月1日が期限)に動きがあると報じた。
ポルトは2024年6月まで契約を結んでいるこの日本人ミッドフィルダーを、完全移籍で売却したい意向。一方、ポルティモネンセは再び1年間のレンタルを希望している。
ポルトとしては、ポルティモネンセへのローンは最後の選択肢に考えているという。もはやポルトがカタール1部アル・ドゥハイルに支払った1200万ユーロ(約16億円)は“回収不能”で、しかも契約内容は複雑になっている。ただレンタルであっても、中島の高額な給与を抑えられるというメリットもあるそうだ。
中島は2019年、日本人の歴代最高の移籍金3500万ユーロ(約48億円)でポルティモネンセからアル・ドゥハイルに移籍。同年7月、移籍金1200万ユーロ(約16億円)でポルトへ渡り、アル・ドゥハイルは50パーセントの権利を保有。ただ当初フランス1部パリ・サンジェルマンも関わっていて、この問題を一段と複雑にしている。
2021-22シーズンはポルティモネンセに期限付き移籍し、リーグ22試合・1得点・3アシストなど公式戦通算25試合・2得点・5アシストを記録した。
【注目記事】
・中島翔哉が世界3位!移籍で最も旅した「ジャーニーマン」ランキング