【浦和】柏の武藤雄樹&ドウグラスの好連係が脅威に。リカルド監督「ムトウは非常に好調」
武藤雄樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
リーグ戦今季ホームゲーム初の声出し応援、「熱量を必要としています」。
[J1 29節] 浦和 – 柏/2022年9月10日19:00/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が9月9日、オンラインによる取材に応じて、翌日のホームでの柏レイソル戦に向けて抱負を語った。
今季はルヴァンカップのグループステージでは1分1敗、5月のアウェーでのリーグ戦はスコアレスで引き分けている。浦和は現在リーグ8勝12分6敗の勝点36で暫定9位。柏は8ポイント差の5位。ここで勝利を収めて、最終的に上回ることを目指したい相手だ。
一方、今月に入りすでにトップチーム6選手の新型コロナウイルス陽性判定が報告されている。メンバー編成も難しい状況だが、指揮官は次のように前を向く。
「いない選手のことではなく、いる選手でどのように戦えるかをこの1週間考えてきました。柏レイソルは私たちより上位にいるので、“直接対決”の思いで戦いたいです。リーグ戦は昨年(6位)より高い順位で終わらせることが目標です。今季はスーパーカップで優勝し、ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)でも決勝にコマを進められましたが、リーグはより高い順位で終えたいです」
そして柏では、コンビネーションを高めるドウグラスと昨季途中まで浦和でプレーした武藤雄樹を警戒していた。
「レイソルは昨年よりもポジショナルなサッカーをしていると思います。またドウグラスが復帰して、武藤(雄樹)といいコンビネーションを見せています。武藤は非常に好調で、現在、得点を決められています。彼らが背後のスペースを狙うだけでなく、ウイングバックやインサイドハーフがサイドに出ていく展開もあります。サイドバックが中でもプレーできるチームになっていますね」
そのように2トップの後方からの攻撃の関与にも注意をしていた。
今季はカタール・ワールドカップ(W杯)が冬季に開催されるため、11月中旬にはシーズンが終わる。そのため、ここから一気にクライマックスを迎える。
「リーグ戦を9位で終えることは避けなければいけません。もちろんカップ戦ではタイトルを狙いますが、リーグ戦でもしっかり結果を残したいです。感染者の多いスタートとなりましたが、それは多くのチームもそうでした。できるだけ多くの選手が戻った状態で9月の試合を戦いたいです」
リカルド監督はそのように意欲を示す。
柏戦は今季ホームゲーム初の声出し応援が認められる試合に。指揮官は「私たちは熱量を必要としています。もちろん、どの大会のどの試合でも私たちは全力で戦い、観客にスペクタクルを提供したいです。プレー内容と勝利で幸せな気持ちになって、帰路についてもらいたいと思います」と、ホームで勢いをつける1勝を狙う。
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