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札幌4ゴール大勝、「10点取れた」ペトロヴィッチ監督。磐田は最下位脱出ならず

札幌の福森晃斗。(C)SAKANOWA

福森晃斗が火を噴く直接FK弾!

[J1 29節] 札幌 4-0 磐田/2022年9月11日13:09/札幌ドーム

 J1リーグ29節、北海道コンサドーレ札幌が4-0でジュビロ磐田に勝利を収めた。札幌はJ1残留確定へ大きな1勝を掴み、勝点を「34」に伸ばした。磐田は最下位脱出ならず。

 札幌から見て、シュート数(速報値)は19本対5本(枠内6本対2本)、ボール支配率は63パーセント対37パーセント。磐田のリカルド・グラッサが後半途中に退場処分を受けたこともあり、札幌が完全に試合を掌握した。

 開始10分、福森晃斗の左足が火を噴き、約25メートルの直接フリーキックを突き刺して先制! さらに21分、札幌の狙う連動性の高い崩しから、最後はガブリエル・シャビエルが飛び込んでゴールを決める。

 磐田は61分、杉本健勇とセンターバックの大井健太郎を下げて、攻撃的なファビアン・ゴンザレス、吉長真優を投入するギャンブルに打って出る。ところが――65分、グラッサがスパイクの裏を相手に向けたスライディングタックルで一発レッドカードに。

 数的優位に立った札幌は、90分に高嶺朋樹、90+6分に小柏剛が決めて、4-0の大勝を収めた。リーグ戦は2連勝だ。

 札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は試合後のフラッシュインタビューで、次のように勝利を喜んだ。

「前日練習ではサポーターの皆さんが横断幕を掲げてくださり、選手たちもモチベーション高くこの試合に臨めました。選手は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。4点取れましたが、10点取れたのではないかというぐらいチャンスを作れていました。これだけいいゲームができるとは正直思っていませんでした。選手たちは気持ちのこもった素晴らしいプレーを見せてくれました。サポーターの皆さんも今日は安心して楽しんでくれたのではないでしょうか」

 J1残留へ大きな勝利になったのでは? その問いに指揮官は表情を引き締めた。

「まだ6試合残っています。最後まで何が起こるか分からないのがサッカーです。勝って安心はできませんが、少しプレッシャーからは解放されました。またF・マリノス戦へしっかり準備したいです」

 そのように18日のアウェーでの首位・横浜F・マリノスとの対戦を楽しみにしていた。

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