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アーセナルのアルテタ監督「みんながハッピーで楽しんでいる」。15歳ヌワネリ起用の意図は?冨安健洋は右SBで終盤投入、ブレントフォードに勝利

アーセナルのアルテタ監督。 (Photo by Ian MacNicol/Getty Images)

1年前の敗戦――。進化につなげる。

[プレミアリーグ 8節]ブレントフォード 0-3 アーセナル/2022年9月18日12:00(日本時間9月18日20:00)/ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム

 イングランド・プレミアリーグ8節、アーセナルFCがアウェーでブレントフォードFCに3-0で勝利を収めて、首位をキープした。日本代表DF冨安健洋は86分から右サイドバックで途中出場し、無失点勝利に貢献した。ミケル・アルテタ監督は試合後の記者会見で、この勝利とプレミアリーグ最年少15歳デビューを果たしたイーサン・ヌワネリの起用の意図について語った。

「ブレントフォードとの試合を優位に進めるには、あるエリアをコントロールすることが不可欠でした。相手のチャンスを最小限に抑えられて本当に良かったです」

 そのように勝利を振り返った指揮官はヌワネリの起用について、「直感が働いた」と明かした。

「純粋に直感が働きました。アカデミーのスタッフから、彼についていい情報をもらってきました。彼とは何度か一緒に練習もしてきました。昨日マルティン(ウーデゴール)がケガをしてしまったため、彼がメンバーに加わりました。もしもチャンスがあればやってやろうという気持ちが感じられ、それを実行しました」

「ひとつのステップであり、ひとつの経験です。キャリアにおいて、すべてのステップで前進できるわけではありません。ただ、クラブとしての強いメッセージになったと思います」

 そのように優秀な若手にチャンスを与えていく――というアーセナルのスタンスを改めて強く示す機会にもなったという。

 1年前の8月の開幕戦がこのカードで、アーセナルは0-2で敗れていた(その後、冨安は加入)。当時との比較を問われ、指揮官は次のように語った。

「その時からメンバーも変わりました。多くの人が『最悪の日』『恥ずかしい日』と表現し、私は『人格形成の日』と受け止めました。それが今日のような日につながるのだと思います。(今回の勝利を受けて)ドレッシングルームではみんなが本当にハッピーで、自分たちのサッカーを楽しんでいるのがプレーから伝わってきますし、これによりまた新たな一歩を踏み出せます」

 そのように40歳のアルテタ監督は敗戦を無駄にせず、チームの進化にもつなげられていると“手応え”を得ていた。

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