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新監督候補はこの2人! 遠藤航、伊藤洋輝のシュツットガルトがマタラッツォ解任

シュツットガルトの遠藤航。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

これまで5分4敗とリーグ唯一の未勝利。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトは10月10日、アメリカ人のペッレグリーノ・マタラッツォ(Pellegrino Matarazzo)監督の解任を発表した。今季これまで5分4敗とリーグで唯一未勝利で、18チーム中、J2降格圏の17位に低迷していた。

 44歳のイタリア系であるマタラッツィオ前監督は「100試合」で監督を務め、2019-20シーズンにチームを2部から1部へ引き上げ、今季まで2シーズン1部残留を果たした。遠藤航をキャプテンに指名、さらに伊藤洋輝を左ストッパーやセンターバックに抜擢してきた。ただロングボールを多用し、ある意味ダイナミックでパワーが重視されたが、常にディテールに問題を抱えてきた。

『南ドイツ新聞』によると、ミヒャエル・ヴィンマー(Michael Wimmer)コーチが当面指揮を執り、週末15日に18位のVfLボーフムとの“裏天王山”に臨むことになりそうだという。

 そして現在二人が候補に挙がっていると伝えている。

 一人がスイス人のジェラルド・セオアネ。昨季バイエル・レバークーゼンを率いて4位に導いたが、最近の成績低迷により5日前に解任された。パッショナブルな攻撃的なサッカーが魅力で、潜在能力のあるタレントを揃えるシュツットガルトに、新たな息吹を与えることもできそうだ。とはいえ、解任されたショックも大きいはずで、これだけすぐ現場復帰を果たすかは微妙だ。

 もう一人がセバスティアン・ヘーネス。2020年から昨季までTSG1899ホッフェンハイムを率いてきたものの、ヨーロッパカップ戦の出場枠を逃したことで退任している。何よりシュツットガルトの“伝説”であるディーター・ヘーネス氏の息子である。40歳と若くエネルギッシュで、多くの有望な監督を輩出してきた“ホッフェンハイム出身”。こちらが本命視されるが、果たして、この低迷するクラブを率いることに高いモチベーションで臨めるか。

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