【日本代表W杯「当落」予想│MF編】絶好調の久保建英、鎌田大地ら6人当確。岩田智輝、橋本拳人、あるいは水沼宏太の抜擢も!?
鎌田大地(左)と久保建英(右)。(C)SAKANOWA
柴崎岳、田中碧の強度不足は気になるが…。
カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバー発表が11月1日に迫る。今回はミッドフィルダーの“当落”を予想したい。
ボランチの遠藤航(VfBシュツットガルト)、守田英正(スポルティングCP)、2列目の鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)、久保建英(レアル・ソシエダ)、伊東純也(スタッド・ランス)、ケガさえ問題なければ三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)はメンバー入りが確実に。鎌田と久保の好調ぶりはプラスで、戦術が上手くハマれば、W杯初戦でドイツ代表を十分脅かせる域にある。
「〇=ほぼ確実」のなかでも、ウニオン・ベルリンでは主力の座につけずにいるもののUEFAヨーロッパリーグ(EL)でチャンスを得る原口元気、好調をキープする堂安律(SCフライブルク)、トップ下の人材を考えるとASモナコの南野拓実は「当確」に近い。
一方、課題はボランチの控え。森保一監督が常にチャンスを与えてきた田中碧(フォルテュナ・デュッセルドルフ)、柴崎岳(CDレガネス)だが、いずれも2部リーグでプレーし、各自のパフォーマンスもチームの成績もパッとせずにいる。しかも9月の先発に抜擢されたエクアドル代表戦でも、明らかな強度不足を露呈した。
とはいえ森保監督は、このチームでの“実績”を重視する。そう考えると、現状では二人の選出は「ほぼ確実」にある。
それでもW杯でのベスト8進出を本気で目指すのであれば、遠藤か守田を休ませるための選択肢も必要で、強度の高いボランチタイプはさらにほしい。センターバックがメインの板倉滉がそのオプションを担えるが、26人枠であることを考慮すると、ボランチを主戦場にするスペシャルなタレントをさらに入れられる。
となると、岩田智輝(横浜F・マリノス)、橋本拳人(SDウエスカ)が食い込んでくる可能性も浮上してきそうだが……。
また、そうした役割をサイドで担える旗手怜央がいるが、9月シリーズでは起用されなかった。水沼宏太(横浜F・マリノス)も、途中出場からでもチームを活性化できるだけに「大抜擢」のチャンスはあるか。
9月のドイツ2連戦は森保ジャパンの集大成と言える形で、全スタメン入れ替えて、より多くのチャンスがピッチに立って締めくくられた。
アジアカップ優勝、そして東京オリンピックでのメダル獲得も逃した森保監督だが、大会期間中にチームを成長させられなかったことが要因の一つに挙げられる。W杯本番では、「△=対抗」「▲=抜擢も!」から食い込むタレントが出てくるほうが、チームは活性化されそうに思える。指揮官は何を優先し、そしてどのようなメンバーを選ぶのか!?
▼カタールW杯のメンバー争い│MF編
◎=当確 〇=ほぼ確実 △=対抗 ▲=抜擢も!
【MF】
◎遠藤航
◎守田英正
◎鎌田大地
◎伊藤純也
◎久保建英
◎三笘薫
〇原口元気
〇堂安律
〇南野拓実
〇田中碧
〇柴崎岳
△旗手怜央
△相馬勇紀
▲岩田智輝
▲橋本拳人
▲水沼宏太
▲藤田譲瑠チマ
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