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元日本代表「10番」中村俊輔の引退で、内田篤人は「お疲れ様ではなく、いちファンとして、ありがとうございますと伝えたい」

2010年の南アフリカW杯の直前合宿で練習する、日本代表での中村俊輔(左)と内田篤人(右)。 (Photo by Mark Kolbe/Getty Images)

初対面での「ウッチー!」という声掛けは今も忘れられず。

 J2リーグ横浜FCの元日本代表MF中村俊輔が今シーズン限りでの現役引退を発表したことを受けて、日本代表でチームメイトだった内田篤人が10月19日、テレビ朝日の『報道ステーション』でコメントし、「お疲れ様というよりも、いちファンとして、ありがとうございましたと伝えたいです」と語った。

 2007年にイビチャ・オシム監督のもと日本代表入りも果たしていた内田だが、中村ら欧州組が加わるフルメンバーに加わったのは岡田武史監督時代の2008年に入ってから。子供の頃からの憧れの存在であったが、プロ入りした時にはすでにレフティはレッジーナ、セルティックFCで活躍。そんな偉大なアイドルから、初対面で「『ウッチー』と声を掛けてくれて、勝手に距離が縮まったと思いました」と振り返った。

 日本代表では中村の「10番」の背中を、右サイドバックのポジションから見てプレーしてきた内田は、「日本代表を背負ってきた方。何よりフリーキックを真後ろから、いつも間近で見ることができました」と特等席で堪能できたと自慢げに、嬉しそうに語った。

 そんな中村へ、内田は「お疲れ様というよりも、いちサッカーファン、サッカー小僧として、ありがとうございましたと伝えたいです」とメッセージを送っていた。

 来年のJ1昇格を決めている横浜FCは23日に今季最終戦、アウェーでロアッソ熊本と対戦する。

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