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W杯日本代表入りへ南野拓実ラストアピール“成功”。モナコ先発出場でのリーグ初勝利を果たす。PK獲得、セットプレーのキッカーも担当

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

トップ下の控え、スーパーサブとしてメンバー入りか。

[リーグアン 13節] モナコ 2-0 アンジェ /2022年10月30日15:00(日本時間10月30日23:00)/スタッド・ルイⅡ

 フランス1部(リーグアン)13節、ASモナコの日本代表FW南野拓実がアンジェSCO戦で約2週間ぶりの先発出場を果たして、2-0の勝利に貢献した。11月1日のカタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバー発表を前に一つ結果を残すことに成功した。

 南野のリーグ戦のスタメンは、10月16日のクレルモン・フット63戦(△1-1)以来。しかしその試合は味方の開始早々の退場劇により、21分での交代を余儀なくされていた。

 この日は南野のパスからベン・イェデルがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。ところがウィサム・ベン・イェデルのキックは相手GKにセーブされてしまう。また南野はモナコのほとんどのフリーキックとコーナーキックを担当した。

 南野はブルーノ・エンボロが先制ゴールを決めた直後の55分にベンチへ退いた。それでも久々となるハーフタイムを挟んでの出場機会となり、先発でのリーグアン勝利は移籍後初めてに。

 モナコのフィリップ・クレメント監督は試合後、「最初の15分は良かったものの、ゲームが進むにつれて、テンポが遅くなってしまいました。後半はずっと良くなり、チームはより高く、プレッシャーをかけることができました」と語っている。

 モナコの次戦は日本時間11月4日2時45分から、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ(GS)最終6節レッドスター・ペオグラードとホームと対戦する。1位のフェレンツィヴァ―ロシュTCとは勝点3差で、1位突破(1位が決勝トーナメント、2位がプレーオフ進出)には勝利が必須となる。南野の2試合連続での先発もあるか!?

 イングランドからフランスへの移籍を挟み、南野自身は決して納得のいくシーズンを送っていない。ただ昨季まで“常勝”リバプールFCにいた経験はかえがたく、日本代表ではトップ下の控え、あるいはスーパーサブ的な存在として、カタールW杯のメンバー入りを果たしそうだ。

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