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【移籍情報】またもローマ、堂安律を本気で獲得へ!?「すでに接触」「数日以内に具体的な動きも」。狙いは中田英寿以来の日本人スター

堂安律。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

フライブルク1年目で活躍中だが、鎌田大地よりも現実味。「来年1月、首都に来る可能性はある」

 カタール・ワールドカップ(W杯)サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)で2ゴールを記録した、ドイツ・ブンデスリーガ1部SCフライブルクのMF堂安律が、イタリア・セリエAの名門ASローマの補強候補に浮上した。しかもすでに選手サイドと接触があり、間もなく何かしら具体的な動きがあるかもしれないというのだ。

 堂安はこのW杯でのドイツ代表とスペイン代表戦、いずれも途中出場から優勝経験のある2チームからゴールを記録。チームを2-1の勝利へと導いた。

 するとイタリアメディア『トゥット・カルチョ・メルカート』は12月7日、「ローマが日本人選手の堂安をターゲット」と題したレポートを掲載。ローマは先月、名古屋グランパス、横浜F・マリノスと対戦するジャパンツアーを実施し、名古屋とは戦略的パートナーシップを締結した。こうした動きからも、2000-01シーズンにセリエA優勝に貢献した元日本代表MF中田英寿以来となる日本人選手の獲得を、本気で考えているに違いないというのが現地メディアの見立てだ。

 24歳の日本人レフティについて、2018年にはユベントスFCが獲得を検討したものの破断になったと触れている。そして現在、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督とチアゴ・ピント・ゼネラルマネジャーは、中盤にダイナミズムをもたらせるタレントとして、“DOAN”に「注目している」というのだ。

 しかも同メディアは、「すでに選手サイドと接触している」として、移籍マーケットが開く来年1月に「彼が首都(ローマ)に来る可能性はあり、そのトライは行われている」「数日以内に動きがあるかもしれない」と、周辺が騒がしくなってきていると伝える。

 堂安は今季オランダ1部PSVアイントホーフェンからフライブルクへ完全移籍で加入。これまでブンデスリーガ15試合・2得点・3アシスト、UEFAヨーロッパリーグ(EL)5試合・1得点・1アシスト、DFBカップ1試合・1得点と活躍し、チームはリーグ2位、ELでもグループステージ1位突破と躍進を遂げている。堂安の契約期間は公表されていないが、複数年であることは間違いない。

 アイントラハト・フランクフルトの「鎌田大地獲り」の噂と比べると、現実味のある話だ。ただ、もしもこの話が具体的に進んだ場合、堂安自身がどのようなキャリア形成を思い描いているかも関係してくるだろう。

 フライブルクは確かに何かしらのタイトルを獲得できるだけの力を付けてきたが、やはり基本的にはタレント育成・輩出がメインのクラブ。一方、実際日本では中田が残したインパクトが強く、ローマの人気と知名度は高い。その名門復活のキーマンに――となれば、まさに新時代の象徴として注目度も増しそうだ。

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