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シャルケ上月壮一郎が連続ゴール!クロアチア強豪から練習試合でまたも決める

京都時代の上月壮一郎(昨年の天皇杯より)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

“和製クリスチアーノ・ロナウド”、トップチーム入りへまた一歩前進。試合は3-4で敗れる。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部シャルケ04は12月16日、クロアチア1部のHNKハイデュク・スプリトとスタディオン・ポリュドでトレーニングマッチを行い、3-4で敗れた。シャルケのMF上月壮一郎(KOZUKI Soichiro)が後半開始からプレーし、練習試合2戦連続となるゴールを決めてみせた。

 前日にはカタール・ワールドカップ(W杯)を終えた日本代表のDF吉田麻也がチームに合流。この遠征には帯同していない。またクロアチアリーグ現在2位のハイデュクは、エースのマルコ・リヴァヤがクロアチア代表としてカタールW杯に参戦中。今日モロッコ代表との3位決定戦に臨む。

 その強豪を相手に、トーマス・ライス監督はセカンドチームの選手を含む21人を起用。前半を1-2で折り返すと、ハーフタイムに9人を交代(あと二人は60分に代わる)。今夏セカンドチームに加わった上月もプレーした。

 すると2-4で迎えた78分、アンドレアス・イヴァンのクロスに上月が合わせてゴールを奪ってみせた。シャルケⅡの目下得点王である“和製クリスチアーノ・ロナウド”が、直近のオーストリア1部ラピド・ウィーン戦に続きトレーニングマッチ2試合連続で決めてみせた。試合はシャルケが3-4で敗れた。

 21歳の上月は2021年末に京都を経て、ドイツ5部1.FCデューレンに加わり半年で11試合5得点・5アシストと活躍し、チームの4部昇格に貢献。すると今夏、シャルケリザーブチーム(U-23)であるシャルケⅡと契約した。そして西地区・地域リーグで、これまで11試合出場して8得点・5アシストとチーム最多ゴールを記録。その能力が認められ、カタールW杯期間、吉田らが不在の間、トップチームのトレーニングに参加してきた。

 ブンデスリーガ最下位のシャルケで、トップ昇格もかなり現実味を増してきた。果たして、救世主となれるか!? シャルケはこのあとさらに1試合トレーニングマッチを行ったあとオフに入る。年明けのブンデスリーガ再開初戦は1月21日、鎌田大地と長谷部誠の所属するアイントラハト・フランクフルトと組まれている。

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