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中島翔哉のポルティモネンセ復帰はなし?残る選択肢はベルギー、トルコ、中東など

中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ポルトの希望は「完全移籍」のみ。一時はGKサミュエルの移籍決定とともに…。

 ポルトガルの夏の移籍マーケット最終日の9月1日、同1部FCポルトが保有権を持つ元日本代表MF中島翔哉(NAKAJIMA Shoya)の動向に関する正式な発表はなかった。2021-22シーズンに続きポルティモネンセSCへのレンタル移籍の可能性が報じられていたが、実現には至らなかったようだ。

 1日にはポルティモネンセのGKサミュエルがポルトに移籍することが決定。これに伴い、中島がトレードされる形で、ポルティモネンセに復帰するのではないかという情報がSNSで流れた。しかし、これは事実ではなかった。

『オ・ジョゴ』は8月30日時点で、中島のポルティモネンセ復帰は「さらに遠くなった」と報じていた。ポルティモネンセは2年連続でのレンタルを希望していたが、ポルトは完全移籍のみ応じる姿勢を崩さずにいた。

 セルジオ・コンセイソン監督のもとトップチームに登録されることは難しいものの、ポルトとしても、中島の高額な年俸を考えると、クラブに留めておくだけでもマイナスである。そのためポルティモネンセ移籍は最後の選択肢としてあり得るのではないかと見られていた。しかし、ポルトからの何かしらの発表は1日時点ではなかった。

 一方、これまで中国、ロシアから獲得に向けた関心が示されてきたという。ただ中国は8月31日でマーケットが閉まっている。

 まだマーケットが開いているのは、ベルギー(9/6)ロシア(9/8)、トルコ(9/8)、カタール(9/15)、サウジアラビア(9/18)など。ポルトのスタンスでは、その国々のクラブとのオペレーションが進められることになるか。

 中島は2019年2月、日本人史上最高額となる3500万ユーロ(約48億7000万円)でポルティモネンセからカタール1部アル・ドゥハイルに完全移籍。同年6月、アル・ドゥハイルからポルトに、移籍金1200万ユーロ(約16億円)+保有権50パーセントで、2024年6月まで契約を結んだ。次第に出場機会を得ていったものの……セルジオ・コンセイソン監督との確執が続き、さらにはコロナ禍に突入してしまう。そして2021年にアル・アイン、昨季はポルティモネンセに期限付き移籍し、ピッチに立てば変わらず非凡なセンスを発揮してきた。

 2021-22シーズンはポルティモネンセに所属し、ポルトガル1部リーグ22試合・1得点を記録した。

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