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【浦和】ユンカーが名古屋への移籍で「ほぼ合意」!? 母国のデンマークメディア報じる

浦和の貴公子ユンカー、名古屋へ!?写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

MLSポートランド・ティンバーズとは“破断”か。

 J1リーグ浦和レッズのデンマーク人FWキャスパー・ユンカー(Kasper Junker)が、名古屋グランパスに移籍することで「ほぼ合意」か!?  

 これまでユンカーの移籍に関して、MLS(メジャーリーグサッカー)のポートランド・ティンバーズから浦和に、1年間のレンタル移籍プラス買い取りオプション付きでの打診があったと言われてきた。ところが一転、同じJ1リーグでありライバルの名古屋への移籍が近づているというのだ。

 デンマークメディア『BT』が独自に得た情報として12月28日、「ユンカーはアメリカではなく、新たなクラブとほぼ合意した」と報じた。ティンバーズが浦和に対し、「オファーを出していることを確認した」という。しかしこの交渉は成立せず、米国移籍は見送られたそうだ。

 一方、名古屋がティンバーズと似た契約内容で浦和と交渉。そのうえで「個人的な条件も整ってきている。ユンカーは日本で冒険を続けたいと考え、このオファーは非常に魅力的だと受け止めている」と伝える。そうした状況を踏まえ、「名古屋グランパスへの移籍が実現しないのは、よほどのことがない限りありえない」と、“大詰め”を迎えているというのだ。

 ユンカーは2021シーズン、25試合・27ゴールで得点王に輝いたノルウェーリーグのFKボデ/グリムトから浦和へ完全移籍で加入。コロナ禍の水際対策で合流が遅れたなか、1年目はリーグ21試合・9得点、公式戦通算32試合・16得点と活躍し、天皇杯制覇にも大きく貢献した。そして2022シーズンはケガの影響もあり21試合・7得点、公式戦通算30試合・11得点に。それでもACL準決勝・全北現代戦では延長120分アディショナルタイムに衝撃の同点ゴールを決め、さらにPK戦のキックも決めて、チームを決勝へと導いた。

 名古屋の長谷川健太監督のもと、ユンカーのスピードや個の強さがハマるか。ただ浦和もマシエイ・スコルツァ新監督の就任で、よりアグレッシブなスタイルへの進化を目指しているだけに、必要な戦力であるに違いない。一人で流れを一変できる得点力のあるストライカーとあって、欲しているクラブは数多い。果たして本当に、ユンカーが名古屋のユニフォームを着ることになるのか!? 

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