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フランクフルトが鎌田大地に延長オファー。W杯日本代表MF、残留の可能性は…

鎌田大地。写真:兼村竜介/(C)Ryusuke KANEMURA

ケルシュSD「アイントラハトに残るのがベストだと確信している」

 ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトのマルクス・クレシェ・スポーツダイレクター(SD)が12月28日、『キッカー』のインタビューに応じて、カタール・ワールドカップ(W杯)に出場した日本代表MF鎌田大地にすでに延長オファーを出したと明かした。

 鎌田は2023年6月まで、フランクフルトと契約を結んでいる。このままフリートランスファーとなって退団する可能性もあるなか、フランクフルトが具体的な「条件」を提示したということだ。

 ケルシュSDは次のように鎌田残留へ期待している。

「私たちは彼ら(鎌田とエバン・ヌディカ)を絶対に引き留めたいと考えています。そのための適切なオファーを出して、将来的にアイントラフトで果たすべき役割について説明しました。あとは待つだけです。アイントラハトに残るのがベストだと確信しています」

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント進出を果たしているため、1月の売却の可能性は“ほぼない”という。また鎌田がそのように移籍金なしで退団してしまう危機にある一方、フランクフルトも今季、W杯での活躍も記憶に新しいフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ、さらにはラファエル・ボレをフリーから獲得している。

 フリートランスファーのプラスもマイナスもあるだけに、あとは本人に委ねる、と決断を待つだけということだ。

 またフランクフルトからは近年、アンドレ・シウバ、ルカ・ヨビッチ、セバスチャン・ハラーといったアタッカー陣が「次のステップ」で規模の大きいクラブへ旅立っていった。しかし『キッカー』は、彼らがなかなか上手くいかなかったことを指摘している。

 鎌田が残留し、フランクフルトをさらに強くさせるという道もありだ。ただし、コロナ禍でクラブも難しい経営を迫られるなか、フリートランファーとなって新天地を探す選手が増加傾向にある。イングランド・プレミアリーグの複数クラブ、さらにはボルシア・ドルトムントが獲得を検討していると言われる。果たして、鎌田がどのような選択をするのか。現地ではこのままフリーになることが“決定的”だと言われている。本当に冬の移籍はないのか――注目の一人だ。

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