「楽な道はない」森保監督。W杯2次予選は北朝鮮、シリア、ミャンマーorマカオと同組。ダマスカスと平壌開催は非現実的か│サッカー日本代表
日本代表の森保一監督。(C)SAKANOWA
内戦状態のシリア、代替地での開催か濃厚。
2026年に開催される北中米3か国共催FIFAワールドカップのアジア2次予選 (兼アジアカップ予選)の組み合わせ抽選会が7月27日にマレーシア・クアラルンプールで行われ、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)はシリア代表、北朝鮮代表、アジア1次予選に臨むミャンマー対マカオの勝者と同組になった。
キックオフ時間、試合会場は決定次第、発表される。
日本の森保一監督は日本サッカー協会(JFA)を通じて、次のようにコメントしている。
「いよいよ2026年のワールドカップに向けた予選が始まります。今回の組み合わせを見ても、我々にとっては決して楽な道は一つもないということを改めて思いました。選手にとってはシーズン中の長距離移動による疲労蓄積、すり合わせの時間も十分にないタイトなスケジュール、強いモチベーションを持った対戦相手、これら全てに打ち勝つ強いメンタリティと選手・スタッフ一丸となってチームワークを発揮して臨みたいと思います」
このうちシリアは内戦が激しさを増しているため、首都ダマスカスで試合を行うのは難しく、代替地での開催になる可能性が高い。
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また北朝鮮は2019年11月を最後に、コロナ禍に突入した2020年以降は国際舞台では試合を行っていない。弾道ミサイルの日本海への発射実験が続き、最近ではJアラート(全国瞬時警報システム)も発令される状況下にあり、国家間の交渉により安全が担保されなければ、2011年以来となる平壌での試合開催は非現実的と見られる。