【浦和】荻原拓也のディナモ・ザグレブ移籍、なぜ発表されない? 現地考察「日本では1年後…」
浦和のレッドダイヤモンズのDF荻原拓也。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)
すでに全ての書類にサイン、別メニューで調整。
J1リーグ浦和レッズのDF荻原拓也(Takuya OGIWARA)だが、すでに現地クロアチア入りし、1部ディナモ・ザグレブの練習場で別メニュー調整を続けているという。しかし、両クラブから移籍成立の正式発表はされていない。一体なぜか!? 日本の移籍マーケットに問題があり、選手登録ができずにいるという。
現地メディア『sportske novosti』は1月9日、荻原はすでにザグレブで契約に関する全ての書類にサインをしているという。しかし一方、日本からクロアチアに向かう際に体調を崩したそうだ。現在は別メニューでの調整を続けている。
同メディアでは4日、荻原は買い取りオプション付きの1年間の期限付き移籍で「契約を締結した」と報じていた。しかし9日時点で、まだ正式発表はない。
記事によると、レンタル期間は当初半年間の予定だったが、1年間に延長。ただ、そのレンタル期間終了となる、来年2025年1月、日本(日本サッカー協会、JFA)の移籍マーケットの日程がまだ正式に設定されていないという。そのため、FIFA(国際サッカー連盟)に荻原の選手登録ができずにいるそうだ。この問題が解決すれば、10日には発表されるという。
24歳の荻原は、浦和の育成組織を経てトップチームへ昇格。アルビレックス新潟、京都サンガF.C.へのレンタル移籍を経て、昨年レンタルバック。主戦場は左サイドバックで、左MF、右サイドバックもオプションで対応し、2023シーズンはリーグ28試合・1得点・1アシストなど国内41試合、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)6試合、クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)3試合と、公式戦計50試合に出場した。
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浦和が得るローン手数料は20万ユーロ(約3000万円)と見られる。買い取りオプションが行使された場合、50万ユーロ(約8000万円)が、さらに支払われるという。