【移籍】レアル・マドリードがエムバペに提示した金額が明らかに

パリ・サンジェルマンの半額以下。

　フランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が2月16日までに、同クラブのナーセル・アル＝ヘライフィー会長に契約満了を迎える今季限りで退団することを伝えたという。フォロワー1994万人を超える移籍情報を専門とするファブリツィオ・ロマーノ氏が、自身のエックス(旧ツイッター)（アカウントは @FabrizioRomano）でレポート。この報道を否定する動きはなく、レアル・マドリード入りが本命視されてきたエムバペの新シーズンの動向に、一気に注目が集まることになった。

　そうしたなかスペインのテレビ番組『El Chiringuito』の司会を担うジャーナリストのジョゼップ・ペドレロール氏が、レアル・マドリードはすでにエムバペ側に条件提示をしていると伝えたという。そしてその額は、パリSGが残留のために用意していたとされる1億ユーロ(約160億円)には遠く及ばないと見られるそうで、むしろ半額の5000万ユーロ(約80億円)以下になるということだ(“契約金”というが、これが総額なのかは不明)。

　いずれにせよ、選手たちのモチベーションも考慮し、現在のレアル・マドリードの給与面のヒエラルキーを崩してまで獲得に動くことはないということだ。

　また前回2022年夏には、口頭合意しながらも反故にされたレアル・マドリードだが、エムバペはその際にフロレンティーノ・ペレス会長へ直接電話でそのような決断を下すことになった経緯などを話していたそうで、ロマーノ氏は両者の関係は今も決して悪くないと伝えている。そしてエムバペは今後、パリSGからいかなる代案が提示されても受け付けず、退団に向けた条件整理だけを進めると申し出ているそうだ。

　エムバペは今季でパリSGとの契約満了を迎える。フリートランスファーになってのレアル・マドリード加入が濃厚と言われてきたなか、PSGも巨額オファーを提示して再契約を目指していた。

関連記事>>【移籍】マンチェスター・Cが久保建英の獲得へ「ライバルはレアル・マドリード」

　フランス代表のエースはパリSG残留も選択肢に残したまま現在に至り、残留、または退団……その決断をまずパリSGのヘライフィー会長に伝えることを明らかにしていた。その大きな決断が今回下された。