【鹿島】師岡柊生、待望初ゴール。アシストした鈴木優磨が掛けた言葉とは?
鹿島の師岡柊生。(C)KASHIMA ANTLERS
藤井智也との交代直前、「本当、危なかったですね」。
[J1 22節] 鹿島 2–0 札幌/2024年7月6日18:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ22節、鹿島アントラーズが鈴木優磨の2アシスト、師岡柊生のリーグ初ゴール、藤井智也の一撃で、北海道コンサドーレ札幌に2-0とリーグ5試合ぶりの勝利を収めた。
待望の初得点を決めた師岡は、「前半に自分のところであれだけチャンスがあったけれど決められなくて、前半で交代かなと思っていました。でも代えられなくて、後半、チャンスがあったら、とにかく思いきり足を振ろうと思っていました。ホームで決められて良かったです」と喜んだ。
スコアレスで迎えた61分、鈴木のスルーパスから抜け出して、GK菅野孝憲の脇をすり抜ける鋭いショットを突き刺した。残り30分を切り、師岡から藤井智也への交代の準備が進められていて、「やはり点を取るにはゴール前に入っていかないといけないので、貪欲にゴールに向っていきました。(藤井と交代する直前だったが?)本当、危なかったですね」と苦笑いを浮かべた。
そして師岡もボランチにチャレンジした時期があったと明かす。
「シーズンが始まって、ボランチとか、いろいろなポジションをやりましたが、その積み重ねが今に生きていると思います。まだまだ課題はたくさんあり、これからも点が取れるようにやっていきたいです」
そしてアシストした鈴木から掛けられた言葉は――。
「いやあ、やっとだなと言われました(苦笑)。(それに対して)ありがとうございますと、返しました」
「あまり早く動き出すとオフサイドになってしまうと思ったので、周りを見てタイミングを計っていました。優磨君が上手く出してくれたので、そこは優磨君に感謝しかありません。ボールが出てくると思っていたので、準備していました」
肩の荷が下りたに違いない。師岡は「やはり最後の質。点を取っている人のプレーも参考にしながらやっていきたいです」と頷いた。
「ケガなどいろいろありました。でも、きつい時期を乗り越えての今だと思うので、もっと上にいくために努力を続けないといけない。同じ世代の(佐野)海舟が海外にステップアップしていますし、自分も負けられないなと思います。2列目がどんどん点を取っていかないと上にはいけないので、そこはたくさん取っていきたいです」
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師岡は2列目に強度をもたらし、大事なゴール前の局面で、推進力を与える存在になっている。そこにゴールを決め切る力が付いていけば、鹿島の優勝は現実味を増す。