ACLでJリーグ勢対戦も! ジダンがアル・ナスルの監督有力候補か。クリロナ熱望
レアル・マドリードでのジネディーヌ・ジダン監督。(C)Audi Cup 2019
2026年夏まで? フランス代表監督の就任を目指すなか。
サウジアラビア1部のアル・ナスルが、現在フリーとなっている前レアル・マドリード指揮官である元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏(Zinedine Zidane)を新たな監督として招へいする動きが出ている。スペインメディア『マルカ』が8月27日に報じた。
クリスティアーノ・ロナウドやサディオ・マネが所属するアル・ナスルは8月18日に行われた2024-25シーズン開幕を告げるサウジアラビア・スーパーカップで、ネイマール(現在負傷によりリハビリ中)擁するアル・ヒラルに1-4の大敗を喫して、タイトルを逃した。さらにシーズン開幕の1節アル・ラーイドFC戦も、一方的に攻め続けてロナウドが今季初ゴールを決めたものの1-1で引き分けてしまい、開幕スタートに失敗した。
すると、早くもポルトガル人のルイス・カストロ監督の責任を問う声が浮上。そうしたなか同メディアによると、「今は監督のネームバリューが重視されている」として、エースのロナウドも理想像として名前を挙げてきた「ZIDANE」を招へいする動きが出ているそうだ。
これまでもサウジアラビアの複数のクラブが、ジダン氏の監督招へいを目指してきたが、世界屈指のスーパースターはフランス代表監督の座を目指していると言われてきた。
ただしディディエ・デシャン監督は2026年の北中米ワールドカップ(W杯)まで契約を結んでいる。ドイツEURO2024は準決勝でスペイン代表に1-2で敗れ、今大会の試合内容への不満の声は各方面から漏れている。とはいえ途中解任の可能性は低そうだ。
52歳のジダン氏はレアル・マドリードを2021年夏まで率いたあと、フリーになり4シーズン目に突入した。そろそろ現場に復帰したい意向も示している。
今夏はドイツ1部バイエルン・ミュンヘン、古巣であるフランス1部オリンピック・マルセイユなど名門がジダン氏を欲したが、就任には至らなかった。果たして、世界のカリスマはレアル・マドリードでともに戦ったクリロナの“熱烈オファー”に応え、サウジアラビアで指揮を執る決断を下すのだろうか。
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実現すれば、AFCアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACL)でのJリーグ勢との対戦もあり得る。