三笘薫の2戦連続スタメン落ちの理由は? ブライトン監督が日本代表による影響に言及「移動も多かった。少し疲れている」
ブライトンのサッカー日本代表MF三笘薫。 (Photo by Alex Pantling/Getty Images)
結果を残せなければポジションは約束されていないとも強調。
[プレミアリーグ 20節]ブライトン 1-1 アーセナル/2024年1月5日(現地4日)/アメリカン・エキスプレス・スタジアム
イングランド・プレミアリーグ20節、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCはホームでアーセナルFCと1-1で引き分けた。これでリーグ4試合連続ドロー、8試合未勝利となった。
ブライトンに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の三笘薫(Kaoru MITOMA)は2試合連続でベンチスタートに。1-1と追い付いた直後、62分から途中出場して惜しいチャンスも作り出したが、ゴールを決めることはできなかった。
前節アストン・ヴィラFC戦(△2-2)は連戦とあって、三笘のコンディションを考慮しての“スーパーサブ”起用と思われた。しかし……まさかの2試合連続でのベンチ入りに。
ブライトンはファウルではあったものの、やや幸運な形で得たPKを決めて1-1に。その直後、勢いに乗るなかで三笘は起用された。その期待に応えて左サイドを崩して何度かチャンスを作り出した。が……勝ち越しゴールを奪い切ることはできなかった。
クラブ公式サイトによると、プレミアリーグ最年少指揮官である31歳、ドイツ人のファビアン・ヒュルツェラー監督は試合後の記者会見で、三笘の2戦連続でのスタメン落ちについて問われ、日本代表での活動を経て疲労がより蓄積されていることなどを理由に挙げた。
「彼はシーズン前半に多くの試合に出場して、日本代表としての移動も多かった。彼は少し疲れているように感じたが、試合に出ればいつも大きなインパクトを与えてくれます。スターターに戻るのは時間の問題ではないかと、私としては思っています。ただ、競争があるのは良いことですし、全ての選手が、試合やトレーニングで結果を残さないと、プレーする資格が与えられないと認識するでしょう」
指揮官はそのように、負傷明けの日本代表への参戦後、コンディションがあまり上がらずにいると感じたようだ。同時にエース級であるものの、ポジションが確約されているわけではないと強調している。
三笘は2024-25シーズン、リーグ20試合・3ゴール・2アシストを記録している。
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実際、森保一監督率いる日本代表は次回2026年開催のワールドカップ(W杯)出場を早くもほぼ確実な状況にさせた。ただ三笘をはじめ、11月シリーズに臨んだ選手で、そこから調子を上げている選手がほとんどいないのは気になる点ではある。