サウサンプトンは2部降格決定。菅原由勢は移籍注目株、ナポリが獲得に動く。松木玖生は…
菅原由勢 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
契約のオプションがポイントに。
イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンFCが4月6日、トッテナム・ホットスパーFCに1-3で敗れて、来季のチャンピオンシップ(2部)降格が決定した。残り7試合を残した31節での降格確定はプレミアリーグ最速だ。
サウサンプトンに所属するサッカー日本代表の菅原由勢(Yukinari SUGAWARA)は2試合連続の交代出場で、この日は17分間ピッチに立った。結局プレミアリーグ初挑戦の今季、これまでリーグ31試合に出場しているが、先発はシーズン序盤を中心に15試合にとどまった。明らかな力の差……24歳のサイドバックは厳しい現実を突き付けられた。
菅原には、イタリア・セリエAの強豪SSCナポリが獲得に向けて注目していると言われる。
エックス(旧ツイッター)のフォロワー数2364万人を超える移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は3月25日、エックスで「ナポリは右サイドバックのポジションのショートリストに菅原由勢を加えた。彼は夏に向けて注目されている選手の一人」とレポートした。
菅原は2028年6月までセインツと契約を結んでいる。2部降格時の契約オプションの内容がポイントになる。
また、今季サウサンプトンと契約を結んでトルコ1部ギョズテペSKに期限付き移籍している松木玖生の動向も注目される。
サウサンプトンは若手を成長させながらシーズンを戦い抜くという路線を選択。しかし世界中から選手の集結するプレミアリーグで、明らかなタレントの差を突き付けられ、これまで2勝4分25敗。12節以降、最下位から一度も脱出することはできなかった。
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ナポリは現在、セリエAでインテル・ミラノに次ぐ2位につけている。