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【サッカー日本代表】“主力+新戦力”示唆、森保監督がインドネシア戦へ記者会見「新たな選手たちの融合」「いくつかのポジションでメンバーを変更する」。W杯アジア最終予選、大阪で最後の戦い

日本代表の森保一監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

インドネシアは4次予選進出決定で大統領に招かれての昼食会、「いまアジアで勢いのあるチーム」と警戒。

[北中米W杯 アジア最終予選 グループC 第10戦] 日本代表 – インドネシア代表/2025年6月10日19:35/市立吹田スタジアム(大阪)

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の森保一監督が6月9日、翌日の大阪・市立吹田スタジアムで開催される北中米W杯アジア最終予選のラストとなるインドネシア代表戦に向けて、キャプテンの遠藤航とともに記者会見に臨み、同予選で初黒星を喫したオーストラリア代表戦から「いくつかのポジションでメンバーを変更する」とスタメンを入れ替える意向を示した。

 日本代表デビュー3人、最終予選初先発9人というフレッシュなメンバーで臨んだものの豪州に0-1で敗れ、移動を挟んで中4日。ホームでインドネシアを迎える。

 日本は第7戦バーレーン戦での勝利でW杯の切符を“世界最速”で掴み、インドネシアは直近の中国代表戦で勝利を収めて4位以上での4次予選進出を決めた。

 森保監督はインドネシア戦に向けて、「いくつかのポジションでメンバーを変更して、明日の試合に臨みたいと思っています」とスタメン変更を明言した。

「意図としては、ワールドカップの出場権を獲得してから選手を試し、戦術の幅を広げてきましたが、これからのチームの成長につながるような、新たな選手たちの融合を踏まえ、オーストラリア代表戦から変えたいと考えています」

 そのように今度は“主力+新戦力”という組み合わせになりそうだと示唆した。

 そして指揮官は「どれだけ変えるかは、今日の練習を見て決めたいと思います」と、ケガで3選手が離脱したなか、直前の練習で見極めて、最終的にメンバーを決めたいということだ。

 対するインドネシアは、オランダからの帰化選手が多く、パトリック・クライファート監督のもと、一気にチーム力を高めている。

 森保監督は「2026年のワールドカップに向けて、毎回の活動で、レベルアップしていると思います。国策で帰化選手を増やしていき、チームの強化をされています」として、次のように警戒した。

「間違いなくレベルアップしていて、いまアジアで勢いのあるチームだと思っています。アジアのチームではありますが、ヨーロッパでプレーしている選手も多く、世界基準で戦えるチームだと思っています。前節を終えてプレーオフ(4次予選)進出を決めたあと、大統領に昼食会に招かれ、激励を受けたと聞いています。勢いと力のあるチームであり、明日は厳しい戦いになると思っています。そこで勝ち、成長を感じられるようにしたいです」

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 国を挙げてW杯出場を目指している。そのインドネシアの勢いを上回る。そんな日本代表の力強さを見せ付けたいということだ。