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【移籍】元鹿島のピトゥカが長崎でJリーグ復帰へ。ネイマールが所属するサントスと契約解除

鹿島のピトゥカ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

2023シーズン以来1年半ぶりの日本、初のJ2でのプレーに。

 ブラジル・セリエA(1部)サントスFCは日本時間8月7日、元鹿島アントラーズのブラジル人MFディエゴ・ピトゥカ(Diego Pituca)と双方合意のうえ契約解除に至ったと発表した。ピトゥカにはJ2リーグのV・ファーレン長崎がオファーを出していると現地で報じられており、1年半ぶりのJリーグ復帰が実現しそうだ。

 サントスは公式エックスで、「友好的な話し合いにより、2027年末まで有効だった契約の解除に合意した。ピトゥカは自由にキャリアを歩むことが許可されている」として、キャプテンとしてセリエA復帰に貢献した「献身的なプレー、模範的なプロフェッショナリズム」に感謝を伝えている。

 ピトゥカを巡っては、ブラジルメディア『トリベラ』は7月30日、「ピトゥカ獲得へサントスに長崎から1年の期限付き移籍のオファーが届いた」とレポートしていた。ただし給与未払いなど解決していない問題があるとも言及していた。

 そうしたなか今回、契約解除によりフリートランスファーになることで合意。ピトゥカはどのクラブとも契約できる状況となった。

 もちろんあらゆるクラブと交渉が可能であるが、状況的には、長崎入りを前提しての契約解除と見られ、2023シーズン以来のJリーグ復帰が間もなく実現しそうだ。

 ピトゥカは2021年から3年間にわたり鹿島でプレーし、点を決められるボランチ(センターハーフ)として活躍した。そして2024年、2部のサントスへ移籍し、元長崎のファビオ・カリーレ監督のもとキャプテンを務めてリーグ制覇と1部復帰に貢献した。

 2025シーズンはブラジル代表の『10番』ネイマールがアル・ヒラルから加入。ブラジルトップリーグで戦い、公式戦通算23試合・1得点・1アシストを記録していた。

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 移籍が実現すれば、初のJ2でのプレーになる。“昇格請負人”として、チームに加わる。