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サバデル首脳「非常に興味深い」サラゴサ香川真司の獲得へ関心を認める

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

移籍マーケットの閉まる10月5日以降に発表か?

 香川真司の新天地はどこに――。サバデルが関心を示す。

 スペイン2部リーグのレアル・サラゴサに在籍する香川だが、サラゴサのEU外の外国選手枠「2枠」から外れ、選手登録ができない状況に置かれている。そのため香川はクラブと契約解除したうえで、新たなチームに移ることで話し合いが行われてきた。するとスペインメディア『エル・デスマルケ』によると、このほど候補に挙がったCEサバデルの首脳が香川獲得に「非常に興味がある」とコメントした。果たして、実現なるか!?

 サバデルのスポーツダイレクターを務めるホセ・マンザネラ氏が、DFフアン・イビサの加入記者会見の席で、香川の獲得について質問を受けると、次のように答えたという。

「他クラブと契約している選手について話をすることは好ましくありません。ただし、香川真司のプロフィールには、とても興味を持っています。私たちはさまざまな選択肢を考えていますが、彼はそのなかの一人です」

 そのように水面下で何かしらの動きや接触があったことを認めている。

 これまで、ラージョ・バジェカーノ、CDレガネス、1部リーグのカディスCFが獲得を検討していると言われてきた。また、UDログローニョからのオファーは、香川サイドが拒否をしたという。

 そうしたなか、クラブ首脳が具体的に香川獲得について“前向き”な発言したのは今回が初めてである。同メディアは、かつて指宿洋史(現・湘南ベルマーレ)が所属し、日本人がオーナーを務めてきたことなどサバデルと日本につながりがある点も、追い風になるのではないかと着目している。

 とはいえ今季セグンダB(実質3部)から昇格したチームは予算も限られる。香川に対し年俸を10万ユーロ(約1200万円)までしか出せないというのだ。

 そのためサラゴサは、香川に対し契約期間の2021年6月まで支払う予定だった年俸60万ユーロ(約7400万円 ※媒体によって40万ユーロなとも)との差額を補填する案を示しているそうだ。

 スペインをはじめ欧州の移籍期間は10月5日まで。契約を結んでいる選手たちへの配慮もあり(昨季、岡崎慎司が一旦マラガCFからフリーになったあとSDウエスカに加入したように)、移籍期間を終えるタイミングで“サバデル香川”が誕生する可能性もありそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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