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元川崎チンガも加勢、香川真司の獲得へインテル・ナシオナルが熱烈キャンペーン

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ブラジル1部首位の強豪、クラブ会長も関心を認めてコメントする。

 ブラジルで静かに熱いムーブメントが起きている。ブラジル1部(セリエA)の首位に立つ名門インテル・ナシオナルのファンが、SNSで香川真司の獲得を呼び掛けるキャンペーンを行ったところジワジワと拡大を続けているのだ。

 ツイッターのハッシュタグ「#KagawaNoInter」(インテルの香川)が今も拡散を続け、香川に向けて、さまざまな勧誘の言葉が送られている。すると、そうしたなかインテル・ナシオナルの元ブラジル代表MFチンガが「私の友よ、インテルに来て」と香川に直接メッセージを送ったのだ。これでキャンペーンはさらに熱を増してきている。

 チンガは1999年、川崎フロンターレの10番をつけて24試合・8得点と活躍し、クラブ史上初のJ1昇格に貢献したアタッカーでもある。香川とは2010年にドルトムントで、わずかだが一緒に時間を過ごしている。

 ブラジルメディア『SPORT BUZZ』によると、この話題はクラブのマルセロ・メデイロス会長も知ることに。そして同会長は香川に関心があることを認めるものの、「良い選手です。しかし非常に難しいです」とコメント。戦力には恵まれていると言える現段階では、交渉に向かうことには、あまり積極的ではないようである。

 日本代表で香川とチームメイトだった本田圭佑の所属するボタフォゴFRも、香川獲得キャンペーンを展開。その第二弾のように火が付いた格好だ。

 インテル・ナシオナルは現在、ブラジル1部10勝5分4敗で暫定首位に立つ強豪である。今季鹿島アントラーズに加入した24歳のMFファン・アラーノがこのチームの下部組織出身でもある。

 一方、香川はレアル・サラゴサとの契約を解除してフリーになり、1か月が経過した。中東からの2億円オファー、ドイツ2部ハンブルガーSVなどからの打診などを断り、あくまでもスペインでの現役続行にこだわっている。フリートランスファーの立場ではあるが、各クラブのバジェットに変動が出る冬の移籍市場で、再び新天地を探ることになるか。

 とはいえ、本田に続き、31歳のミッドフィルダーが突然のブラジル挑戦を表明することも!? そこからの展開もまた面白そうではあるが、果たして――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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