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久保建英はどうなる!?レアル・マドリード、若返り戦略「凍結」か。ジダン監督の主力組“寵愛”が深く…

ジネディーヌ・ジダン監督(左)と久保建英(右)。(C)Audicup (C)Takamoto TOKUHARA

指揮官のもと、刷新が期待されていたが…。

 スペインメディア『アス』は1月23日、レアル・マドリードがジネディーヌ・ジダン監督のもとで進めようとしていた世代交代の戦略について、「完全にストップしている」と嘆き、出場機会を得られずにいる若手選手が相次いで退団を希望していると報じた。レンタル組であるヘタフェCFの久保建英の動向にも関係してくるテーマだ。

 ジダン監督はフロレンティーノ・ペレス会長とともに今後のサッカーシーンを見据え、若く有望な世界の“トップ”選手を獲得し、クラブで育て上げて中心選手にしていく中長期プランを進めてきた。その一環で久保もレアルのビジョンに賛同、ロスブランコスに加わった。

 今回の記事では、「クラブは若きスター選手と契約し、少しずつチームに彼らのためのスペースを与えようとしてきた」として、ここ数年間、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、久保、ルカ・ヨビッチ(現 アイントラハト・フランクフルト)らと契約。さらにボルハ・マジョラル(現 ASローマ)、マルティン・ウーデゴールらもレンタルで長年にわたり経験を積ませてきた。彼らが次第に年齢の増してきた中心選手から交代していく――それが狙いだった。ただ、そのコンセプト自体が「凍結されてしまっている」と嘆く。

 ジダンはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)3連覇を成し遂げた選手たちとの「強い絆」があり、「いい時も、悪い時も、彼らに賭けてきた」。そして問題点として、どうしても勝負どころで彼らに頼ってしまうため、プロジェクト推進派と衝突してきたという。

 そして、ヨビッチがフランクフルトに復帰(レンタル移籍)。コンスタントに出場機会を得られないウーデゴールも移籍を志願し、アーセナルFCと合意間近と報じられている。

 久保をはじめ現在9人のレアル・マドリードからのレンタル組は、いずれも各国1部リーグでプレーしている。「これはマドリードにとってはいいことだ」と、高いレベルの舞台で通用する選手を保有している点を評価。しかし問題点として、次のオフには「またジダンは同じような状況に陥るだろう」と指摘する。

 つまり、誰が復帰するかどうかが改めて注目のトピックスになる。とはいえ何人かが復帰した場合、すぐにレギュラーを獲れるわけでもない。また、長年組んできた主力組が重宝される――そのサイクルが読めてしまうというのだ。

 そうしたなかで、「久保、ヘイニエル(現 ボルシア・ドルトムント)はそれぞれ19歳と若く、サンティアゴ・ベルナベウから離れた環境でも成長を続けられるだろう」と、レンタル継続も悪い選択ではないと見ている。一方、24歳のヘスス・バジェホ(現 グラナダCF)やダニ・セバージョス(現 アーセナル)、23歳のヨビッチら年齢が中堅に差し掛かる選手の扱いについて、「ジレンマを抱えそうだ」と展望する。つまり、ブレイクを期待すべきか、ここで売却すべきか、判断に迷いそうだということだ。

 とはいえ、その若手選手たちがレアル・マドリードの主力を越えられる実力を示せずにいる。チャンスが限定されることなども影響しているはずだが、それもまた事実である。

 スペインに渡って2シーズン、久保自身もレンタルの立場の難しさを実感しているに違いない。来季、ヘタフェ残留も選択肢に入ってくるのか。チャンスがあれば、レアルに復帰するのか――。

 コロナ禍により、様々な想定外の影響が見られる。そのなかで、レアルの若返りプランもやや朧気になりつつあるようで、いわゆるベテランを含め多くの選手の状況がまさに混沌としてきている。

注目記事:ヘタフェが驚く「久保建英効果」。加入会見の再生数は柴崎岳の10倍!

[文:サカノワ編集グループ]

 

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