時速36キロ!宮市亮が戦列復帰も、契約満了!?ザンクトパウリは“ロケット砲”起用へ慎重な姿勢
ザンクト・パウリの宮市亮。(Photo by Stuart Franklin/Bongarts/Getty Images)
通算76試合・8得点・9アシストと実績は十分なのだが。
ドイツメディア『ビルド』はこのほど、ドイツ・ブンデスリーガ2部のザンクト・パウリに所属し、ケガで長く戦列を離れていたFW宮市亮が全体練習のメニューをこなせるまで回復したと報じた。
宮市は昨年6月にヒザを負傷。それから約10か月、試合に出場できずにいる。同メディアで、宮市は次のように手応えを得ているとコメントしている。
「やっと再びサッカーがプレーできました。僕はチームでみんなと一緒にできるようになったことが、とても嬉しいです。こんなにかかるとは思いませんでした」
ヒザは治ったものの、そこから影響して、恥骨部の炎症、左ふくらはぎなども傷め、やっと戻ってきたのだという。ティモ・シュルツ監督は「亮の時速を知っているか? 36キロだ」というコメントも紹介。そのミヤイチロケット砲が再び放たれると期待を寄せる。
しかし、今シーズンこのあとの2部リーグで、宮市が起用されるかどうかは分からない。スポーツダイレクターのアンドレアス・ボルネマン氏も「予測することは難しいです」と慎重を期す。
宮市とザンクトパウリの契約は今シーズン末まで。そのあと契約延長するかどうかは未定である。
「私たちはオープンに話し合うことに決めています。元気な亮が並外れた能力を有していることは間違いありません。ただ、ここ数年はコンスタントにプレーできていません。理想的な計画にはなりませんでした」
そのようにボルネマン氏は語っている。
ドイツ2部リーグでは通算76試合・8得点・9アシストを記録していて、実績は十分だ。10代から規格外として注目を集めながら、繰り返されるケガで、なかなかシーズンを通じてプレーできずにいる。日本代表でもプレー経験のある28歳のウインガーは、その高速アタックで自身の道を切り開くことができるか。
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[文:サカノワ編集グループ]