市場価格は“約10倍”。300億円のアル・イテハド撃破、町田がACLエリート初出場でベスト4進出

町田の日本代表DF望月ヘンリー海輝。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ロングスローからテテ・イェンギが決める――

 AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート準々決勝、FC町田ゼルビアがサウジアラビアのアル・イテハドに1-0の勝利を収め、初出場でベスト4進出を果たした。

 この一戦、ひときわ目を引いたのが両クラブの戦力規模の差だった。『トランスファーマルクト』によると、町田の推定市場価格は1930万ユーロ(約36億円)、対するアル・イテハドは1億6260万ユーロ(約303億円)。およそ10倍近い開きがある。

 それでも町田が試合の主導権を握った。31分、武器であるロングスローから、テテ・イェンギがゴール前で冷静に左足を振り抜き、先制に成功した。前半は町田がシュート数でも上回るなど、アグレッシブな姿勢で相手を押し込んだ。

 後半に入ると、アル・イテハドが猛反撃に出る。フランス代表FWムサ・ディアビ、モロッコ代表FWユセフ・エン=ネシリらがゴールに迫ったものの、町田はGK谷晃生を中心に対応。86分には一度ゴールネットを揺らされたが、VARの介入を経てハンドのファウルで取り消された。試合終盤には日本代表の望月ヘンリー海輝らを投入した町田が、アル・イテハドの枠内シュート3本に抑え込み、最後までリードを守り抜いた。

 アジアの頂点まで、あと2勝。準決勝はブリーラム・ユナイテッドとアル・アハリ・ドバイの勝者と対戦する。ヴィッセル神戸とのファイナル対決も実現するか――。

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