何があった? どうなる? マンチェスター・シティ“最悪のシナリオ”とは…「プレミアリーグ史上最も重大な懲戒事案」
マンチェスター・シティは2019年、2023年には来日もしている。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
独立委が「重大な財務規則違反に関するすべての訴因で有罪」と判断
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティが、プレミアリーグの規則に基づく外部の独立委員会から「重大な財務規則違反に関するすべての訴因で有罪」と判断された。イギリスメディア『スカイ・スポーツ』が9月29日に報じた。果たして何が問題であり、今後シティはどうなるのか? そして『最悪のシナリオ』とは!?
一体、何があったのか? 同メディアによると、独立委員会はシティが2009-10シーズンから2017-18シーズンにかけて、複数の商業パートナーと「架空の契約」を結び、クラブ収入を人為的に8億3000万ポンド(約1726億円)水増しした「偽装資金スキーム」を認定した。
報告書では、スポンサー企業が実際に支払ったのは契約額の一部で、残額はクラブのオーナーだったアブダビ・ユナイテッド・グループ投資開発会社(ADUG)が負担していたとされた。帳簿が実態を隠していたこと、プレミアリーグとUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)の支出上限に大幅に違反していたことも認定されたという。
また、リーグの調査に協力せず、誠実に対応しなかったとされる4件のうち3件も認められた。審理は2024年9月から12月にかけて実施され、結論まで長期間を要した。
この期間、シティはプレミアリーグ3回、FAカップ1回、リーグカップ3回、コミュニティー・シールド1回の優勝を収めている。
では、今後どうなるのか。シティは判定を不服として控訴する方針で、10月2日までに手続きを取ることができる。クラブ側は証拠があり、判断には法や事実認定の重大な誤りがあると主張している。
一方、処分の内容は今後、独立委員会の追加審理で決まる。想定される制裁は、勝点剥奪、罰金、補強禁止、そして最悪の場合はプレミアリーグからの追放まで含まれる。
プレミアリーグのリチャード・マスターズCEOは、今回を「プレミアリーグ史上最も重大な懲戒事案」と位置付けた。まずは控訴の行方が注目される。どこまで重い処分が科されるのかが焦点になる。
今回下された判断は、選手の今後の動向にも、少なからず影響を及ぼしそうだ。
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