ブラジルがクラブW杯の開催地に興味。リオデジャネイロ調査開始、日本撤退を受けて
永木亮太(中央)と、金崎(左)、柴崎(右)。(2016年CWCより)写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今年12月に向けて、南アフリカも検討、中東有力!?
日本サッカー協会が撤退を表明した今年12月開催予定だったFIFAクラブワールドカップの代替地について、ブラジルがこのほど名乗りを上げるための準備を開始した。これまで南アフリカが立候補を検討、さらには前回に続き中東地域(カタールなど)も(有力!?)候補に挙げられていると言われる。
ブラジルの首都リオデジャネイロが協議をスタートさせたと、現地メディアは報じる。そして開催地に選ばれた場合、マラカナンとオリンピックスタジアムを会場に活用するという計画だ。
ブラジルでは新型コロナウイルス感染症の感染者数が減少傾向にある(とはいえ1日平均3万20000人が感染、ピーク時の4割)。また同国はワクチン接種が進んでいる国の一つであることをプラス材料に挙げる。何よりこの夏、アルゼンチン、コロンビアのキャンセルによって、急きょ開催の決まったコパ・アメリカを“成功”させた実績を前面に押し出す。
ただし一方、先日のカタール・ワールドカップ(W杯)南米予選のブラジル対アルゼンチン戦で、保健当局が試合開始とともにピッチに押し寄せ、プレミアリーグでプレーする4人の選手の書類の問題で試合を中止させたことは、世界的にマイナスのイメージを植え付けた。そのあたりが、どのように影響するか。
そもそも2021年大会は、24チームによる新フォーマットにより、中国で開催される予定だった。しかし世界的なパンデミックの影響を受けて、FIFAは従来の7チーム形式での実施を決定。日本がJFA発足100周年事業としての招へいを決めたが、コロナ禍の影響を鑑み、辞退を決めた。
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[文:サカノワ編集グループ]