給与未払い深刻、中国サッカー崩壊危機。ラファエル・シルバ、レオナルド、セルジーニョ…Jリーグ復帰はあるか!?
ラファエル・シルバ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
中国メディア16チーム中11チームで「遅滞」とレポート。
中国超級リーグがピンチを迎えている。16チームのうち、少なくとも11チームで選手への給与の未払いが発生しているという。新型コロナウイルスの影響もあり、投資家が一気に離れていき、サッカーへの関心が薄らいでいる。広州恒大の元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ監督が早々に退任するなど、特に外国籍選手・監督の雇用が厳しくなっている。
中国メディア『サッカー・チャイナ』が11月24日、全16チームの「給与滞納状況」をレポート。例えば元浦和レッズのラファエル・シルバ、元北海道コンサドーレ札幌のアンデルソン・ロペスが所属する武漢足球倶楽部は、2021年に入り3か月分の給与が支払われているが、7か月以上が滞納されていると見られる。さらに2020年シーズンの報酬の一部も支払われていないそうだ。
また首都をホームとする北京国安でも、5か月以上の給与未払いが発生。この半年で、わずか1か月分の給与しか支払われていないという惨状だ。
そして広州恒大は、2か月分の遅滞が起きて、9月3日以降、給与が払われていない状況。トップチームは機能しておらず、キャプテンが監督の代わりを務め、選手は自主的にトレーニングをしている。
そうしたなか、同リーグは12月12日頃に再開する方針を示している。
さらには、経営難が明るみになった河北足球倶楽部に所属する元浦和のレオナルド、長春亜泰でプレーする元横浜F・マリノスのエリキ、2部の長春亜泰足球倶楽部に移籍した元鹿島アントラーズのセルジーニョ、さらには深圳FCから現在アビスパ福岡にレンタルされているジョン・マリ――。
日本とつながりのある外国籍選手の力のあるタレントは多い。果たして、彼らのJリーグ復帰はあるのか? その複雑な金銭面の問題がクリアされれば十分あり得そうだが……。
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[文:サカノワ編集グループ]