【大分】松本怜が天皇杯決勝へ決意「今年イチ、雰囲気がいい」「ACL、僕は本気で目指してきた」。浦和の印象は…
天皇杯決勝へ意欲を示した松本怜。協力:大分トリニータ
チーム在籍最長9年目、一戦必勝を誓う。「川崎戦は全員で最後まで体を張れた。スキを見せなければ、勝機が見えてくる」
[天皇杯 決勝] 浦和 – 大分/2021年12月19日14:00/国立競技場
大分トリニータの松本怜が12月15日にオンラインによる取材に応じて、天皇杯決勝の浦和レッズとの“決戦”に向けて意欲を示した。
ファイナルに向けて全体トレーニングが再開され、「むちゃくちゃ雰囲気がいいです。今年イチ、雰囲気のいい練習だったと思います」と、松本は言う。J2降格が決まってしまったものの、残留争いの渦中にいた重たい空気が、準決勝の川崎フロンターレ戦(〇1[5PK3]1)を経て、ここで晴れた。
松本自身はリーグ終盤、ケガで戦列を離れていた。そして12日の準決勝・川崎戦で復帰を果たして約50分間プレーし、PK戦でも3人目のキッカーとして成功を収め劇的な勝ち上がりに貢献した。
松本は決勝の相手、浦和の印象を次のように語る。
「間違いなく個々のレベルは高く、川崎と同じぐらいチームレベルは高いと思っています。ただ僕たちも一人ひとり、死ぬ気で戦えば、絶対に勝てると思います。優勝するつもりでいます。
ここまで来たら、一瞬たりともスキを見せないことが一番大切。スキを見せたら、絶対にそこを逃してくれません。川崎戦は全員で最後の最後まで体を張ったことが結果につながりました。決勝戦、スキを見せなければ、勝機が見えてくるはずです」
また、来季J2降格が決まっているものの、J1クラブライセンスを有しており、優勝すればACL(アジアチャンピオンズリーグ)の出場権を得られる。そこもまた、松本が目指していたステージでもある。
「ACLが目の前に来たのは初めて。トリニータでACLに出たいと言ってきましたが、僕は本気で目指していました。手の届くところまで来たので、逃したくないです。言って頑張っていれば、叶いそうところに来るんだと実感しています」
チーム在籍は選手最長9年目、旧・国立競技場とは学生時代を含めて「インカレも優勝していて、相性はいいです」。
そして今回、新・国立――天皇杯ファイナルの舞台に立つ。
「サッカー人生で一生に一度になるかもしれない新しい国立での経験。楽しみにしています」
6年間お世話になった片野坂知宏監督の今季限りでの退任も決定している。このメンバーで戦える最後の試合。松本は大分に関わる全員で最高の笑顔を浮かべられるように、一戦必勝を誓った。
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[文:サカノワ編集グループ]