【大分】天皇杯決勝へ片野坂監督「最後まであきらめず、顔を出して連動するのが何より大事」。19日、浦和と決戦へ!
大分の片野坂知宏監督。写真提供:大分トリニータ
レッズを分析、「リカルド・ロドリゲス監督のもと、我々と同じようにしっかりボールをつないで攻撃を構築し――」。
[天皇杯 決勝] 浦和 – 大分/2021年12月19日14:00/国立競技場
大分トリニータの片野坂知宏監督が12月15日にオンラインによる取材に応じて、天皇杯決勝・浦和レッズ戦に向けて決意を示した。
すでに今季限りでの退任が決定している。在籍6年、J3から這い上がってきた最後の一戦が天皇杯ファイナル――。片野坂監督は「特別なことはせず、目の前の試合、次、浦和に勝つために何をするべきか、その準備が大切だと思います」と、変わらぬスタンスで臨む。
ただし、もちろん特別な舞台だ。
「最後が101回目の天皇杯決勝というのは幸せなことです。国立で素晴らしい相手とタイトルを懸けて戦えることを楽しみにしています。リーグ戦での残念だった辛い思いをぶつけ、天皇杯を獲得し、ファン・サポーターと笑い、大分での指揮を終えられれば幸せで最高な結果。それができるように準備したいと思います。とにかくトリニータらしい、思い切って自分たちのサッカーをすることが大切だと思っています」
対戦相手は浦和だ。今季リーグ戦は1勝1敗と五分だった。
「リカルド・ロドリゲス監督のもと、我々と同じようにしっかりボールをつないで攻撃を構築し、相手を見ながら少し変えてくることもできます。相手も浦和もいろんなことのできるチーム。そのあたりで準備の難しさはありますが、しっかりやり方も分かったなか、ピッチに出ている選手が共有できることが大切だと思います。その準備はしていきます」
大分の持っている力を最大限、発揮することに集中する。指揮官は「自分たちの持っている力の最大値を出し切ること。最後まであきらめず、顔を出して連動するのが何より大事。その最大値を出す要因として、『この試合に勝ちたい』『優勝したい』という思いを強く出せれば、チームの勝つ確率を上げられると思います」と、天皇杯初優勝へ――絶対にあきらめない気持ちを強調した。
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[文:サカノワ編集グループ]